もの置き

てきとうに色々書きます

自分を構成する作品を思うさま語る回 〜もくじ編・上〜

 「自分を構成する作品」、っていうのはオタクなら1つや2つや20つぐらいあるもんだと思う。俺もある。

 でも定期的に思い出さないと、なんかの折で作品に触れた時にしかその記憶が出てくるタイミングってなくなっちゃうんですよね。それはそれで寂しい。というわけでこの記事は備忘録的に思い出の作品を語る、自分の自分による自分のための自分語りコーナーです。

 オススメ作品一覧としての側面も大いにあるので、気になった作品は各自チェックしてくれよな。

幼稚園期

トリビアの泉

 たぶん一番熱心に見てたテレビ番組。ポケモンよりおはスタより真面目に見てた。

 幼稚園児の時は9時には寝てたもんだから、翌朝6時とかに起きて録画したトリビアをCMスキップしながら見て、ちょうど6時45分からはじまるおはスタにきれいに連結してたなー。

 自分の知識欲の源泉は間違いなくここにあるし、トリビアのせいで「常識」がズレてた自覚もある。

ポケモン

 ハマったねえ。例に漏れず。この当時はまだゲームにまでは手を出していない。

 ポケモンとの触れ合い、最初はたぶんアニメだったんだと思うんだけど、正直記憶にないレベルなのでなんとも言えん。物心ついた時には金銀のポケモン辞典を持っていたし(なんか横長で、イラストに加えて使えるわざマシンやひでんマシンまで載ってる攻略本じみたやつ)、「ポケモンカードのあそびかた」のビデオも見てた。

 知ってる? お姉さんが師範で、外人タレント(マイケルとかそんな名前だった気がする)が弟子入りするやつ。カメールかなんかの「なみのり」をめっちゃノリノリで使うやつ。僕、「免許皆伝」って言葉あのビデオで初めて覚えたんだよ。

 調べても何も出てこなかったんで詳細知ってる人は連絡ください。

 リザードン大好きな典型的キッズでした。エナジーバーンとほのおのうずのリザードン、当時持ってたけど今かなりの値段ついててビビってる。

デュエマ

 何度か言ってるけどスターターデッキからやってるデュエマ英才教育キッズなので……。小学校の頃の夢はデュエルマスターでした(真顔)

 とはいえこの頃は知識もお金も何もないのでコロコロ読んで憧れるだけだったねえ。「ふたつ牙」が大好きだった記憶があるんだよな。ビーストフォークはスターターデッキにもいっぱい入ってたので。

小学生期

MÄR、うえきの法則金色のガッシュベル‼︎

 当時のサンデーにおける三巨頭(僕の中で)。

 優劣つけられないぐらい全部好きなんだけど、のちまでの思い入れの深さでいえばうえきが一番だと思う。今思うとこれ全部同時期に連載されてたのやばいなー。パワーがすごい。

 MÄRだけ土曜朝10時とかだったと思う。ちょっとエッチなシーンや血が飛ぶシーンとかも多かったので、夕方枠じゃないのは正しかったんだなと振り返って思ったりはした。この辺は定期的に読み返したくなるんだよなー。全巻持ってたのはMÄRとうえきかな。今はどっちも手放しちゃったけど、また買い揃えてもいいかもしれん。

 で、MÄRの後番組ということでそのまま流れるように連結したのが……。

ハヤテのごとく!

 あんまり主張してないんだけど、実はそうなんすよ。

 僕のオタク・スタートラインはおそらくここだと思う。いや、それ以前にもネットに触れたりして素養が育まれた部分はあるんだけど、「自覚」の最初はここだったなぁ。

 キャラデザはいかにもオタク的だけど、ギャグのセンスはきちんと少年誌向きだった(幼いとも言う)のも大きくて、たぶん同世代かチョイ上くらいでハヤテからオタクに入ってしまった人間は多いのではないかと勝手に思ってる。

 ちなみに僕は圧倒的にマリアさん派です。次点で相沢咲夜。

魔法先生ネギま!

 こっちは父親が買ってたマガジンを読み漁って楽しんでたやつ。アニメは見てないです。

 雑誌で読んだのを鮮明に覚えてるのが、単行本11巻収録のまほら武道会vs.タカミチの回。それまでは話の流れもわかんなかったし読み飛ばし候補だったんだけど、この回読んでめちゃくちゃアツくなって最初から集めはじめることを決意して、1巻買ったら女の子が全裸になってて「芽生え」たんだよな。ハヤテと並びオタク趣味の基盤を作った作品。

 一番好きなキャラは並みいるヒロインを押し除けてジャック=ラカン氏です。ネギま読んでラカン好きにならない奴は何してもダメ。ヒロイン勢ではまっとうにちーちゃん派。

BASARA

 定期的に推してる作品。なぜなら読んだことある知り合いにあったことがないので。

 僕は母親が持ってたので読んだクチですが、本当に面白い作品なので読んでほしい。2019年に2つの漫画賞で2位に選出された「ミステリと言う勿れ」や「7SEEDS」などで知られる田村由美さんの初期の長編漫画で、アニメ化もされている。メインキャストは日高のり子さんと井上和彦さん。すげえ!

 少女漫画でありながらめちゃくちゃ厚みのある架空戦記ものをやった先駆的作品で、しかもめちゃくちゃ絵が上手いし面白い。人生で大事なことは全てBASARAとジャック=ラカンに学んだと言っていいレベルの名作。

 とにかく、もうほんととにかく読んでくれとしか言えん。リアルで会える人なら貸せます。言ってくれ、貸すから。

ドラクエ8

 僕の中の「RPG」観を決定づけたのが8。これが最初のドラクエで、ナンバリングタイトルはこのあと1から6までと9、11をやったんだけど、8に並ぶ面白さのタイトルは11以外ないと思ってます。あくまでも僕の好みの話でね。

 「見渡す限りの世界がある。」の謳い文句は伊達ではなく、本当にめちゃくちゃマップが広いし探索が楽しい。タイトルである「空と海と大地」が単なるストーリーのキーフレーズに止まらず、ゲーム的な魅力ときれいに噛み合っているのも気持ちがいい。

 思い出補正もあるだろうと思って大学生の頃に通しでプレイしなおしたんだけど、一切見劣りしねえでやんの。本当にすごい作品だったなあ。

デュエマ

 この頃には友達もやりはじめて、まともにデッキが組めるようになったのは極神編や神化編のあたりだったと思う。一番思い出に残ってるのは《知識の精霊ロードリエス》で1コスブロッカーや《巡礼者 ウェビウス》をブン回して《白騎士の開眼者ウッズ》で雑に殴りつけるクソブロッカーデッキだったからたぶん間違いない。

 「友達とのトレード」という選択肢が出始めたこの頃でも、まだ「カードショップに行く」という概念は存在していない。

 デッキ開発部が始まったのがこの時期で、僕が「TCGにおけるWEBライター」という概念を意識しはじめるようになったのもこの時期だ。

 思い出したけど、小1ぐらいの時のWHFで、当時先行販売していたパックから出たボルサファをなんかのSRと鮫された挙句、トレード中にカバンからDS抜かれるとかいう最悪コンボ食らったんだよな。あれ以降見知らぬ人とはトレードしなくなった。まあいい薬だったとも言える。

ポケモン

 HGSSはやってないけどエメラルドからDPtまでは全部やった。BWはギリ中学生だったはず。たぶん。

 ドラクエ8もそうだったけど、この時期のRPGって世界が広かったなー、と今にして思うね。3Dが当たり前になって描画するエネルギーが増えたのと、おそらく広いマップが需要にあってないのとで、だんだん縮小されてる気がする。僕が触れるゲームがそう、って側面もあるんだろうけどね。

 DPのテンガン山を超える神ダンジョンがポケモンに実装されることはもうないんだろうなと思うと、ちょっと悲しくなっちゃうな。

 ここで覚えた「広大な世界」欲は、時が過ぎてSwitchを手に入れてゼルダの伝説BotWに触れるまでお預けとなる。


 今回はひとまず小学生までの構成要素。中学高校からは爆発的に数が増えるのでたぶん上中下になります。