【Shadowverse】オールスター2pick・ネクロマンサーの個人的感想を書き連ねるブログ(2023年版)【7thAnniversaryCup】
どうも、レッドです。
新ギルネリーゼのローテ落ち以降Shadowverseは触らなくなって久しかったんですが、周年ということでめちゃくちゃパック開けられたり新弾が近かったりでちょっとだけモチベが上がってます。ホリセのスキンかわいいね。
それはさておき、今回の本題はタイトルにも書いた通りオールスター2pick。
ここしばらくはこの手のお祭り企画でネクロが強かったことがあんまりなかったんですが、今期は久々に触ってみるとまあバカみたいに強い。
最初の1回はとりあえずで参加してピック方針が定まってなかったので2勝で止まってしまったんですが、その反省を活かしつつ公式のプールリストを見返してからピックの方向性を定めると、2回目以降5勝 4勝 4勝 5勝 5勝 4勝と予選突破ラインを6回連続で超える安定感。
これは最強クラスか? と思ったんですが、なぜか世間からの評価は低いみたいです。というか人によってかなりブレがあるらしい。
そんなことある??? という気持ちになったので今回はオールスター2pickの雑感と、個人的にどういうやり方でネクロをピックしているのかを書いていきます。あくまで参考程度にどうぞ。
[6月25日追記]
A決勝優勝しました。
おるぴ決勝ネクロで優勝!!!!!!!!
— レッド/yk800 (@yk800RED) 2023年6月24日
ちなみにピック強すぎてあんまり参考にならないです。ミロエル、お前がナンバーワンだ pic.twitter.com/3pmlFQIg3H
リーダーランク
個人的な感想ですが、今回の2pickにおける強さを勝ちやすさ・相手した時のやりづらさの両面から評価すると、
1位:ロイヤル
自:★★★★★ 敵:★★★★★
2位:ネクロマンサー
自:★★★★★ 敵:★★★
3位:ヴァンパイア
自:★★★ 敵:★★★★
4位:ビショップ
自:★★★★ 敵:★★★
5位:ネメシス
自:★★★ 敵:★★★
6位:エルフ
自:★★ 敵:★★★
7位:ウィッチ
自:★★★ 敵:★★
8位:ドラゴン
自:★★ 敵:★★
という感じ。「いやネクロ最強ちゃうんかい」という話はあるんですが、対戦相手としてのネクロは相手のピックがそんな強くなくて負けそうなのになんか勝てる場合がほとんどなので相手した時の強さでは落ちるなーという感じです。
基本的に共通の事項として、軸がブレてピックにムラが出るクラスはそれだけで弱いと思ってます。
ロイヤルは軸という概念が実質的に連携しかなく、ネクロは多少ブレがあるものの全体としてラストワードが多く、他の軸のカードが単体で高パワーなので補助として採用しても困らない。ビショップも回復・守護に寄せれば自動的に防御力が高くなるので、一貫性が高く個人的には評価高めです。
ヴァンパイアは狂乱に寄せ切れれば強いものの、早めに達成できないとかなり厳しめで進化軸のカードも多いためブレがひどいクラスの代表例。ネメシスも軸が多くて安定しないので、この2クラスは最大値が高いもののピックと引きの両面でかなり不安定な印象です。
上の方のいくつかのクラスには軽く触れときます。
ロイヤルは正直最強だと思います。盤面制圧バーストリソース防御手段と満遍なく高水準。
ピックの方針もそれほど難しくなく、連携の早期達成さえ意識して軽量面展開を多めに取ればデッキとして成立するのは間違いなく魅力です。ネクロが好きなのでネクロ優先で取ってますが、なかったら次点はこいつ。
連携10を達成しきれていない5〜6ターン目にウィークポイントがあって、ある程度意識して面処理カードをピックしていないとフォロワーが4〜5体並んだ盤面を処理しきれない展開が多いです。
僕がネクロマンサーでロイヤルを相手する際は中盤に意識的に横展開を作り、取りこぼしのフォロワーに顔進化を切ってライフを詰めるプレイを心がけています。
ヴァンパイアは世間の評価高いし、実際いつユリアスが飛んでくるかわからないのでまあまあ嫌なんですが、進化軸・復讐軸のカードもそこそこある都合上よほど偏ったピックができない限り意外と狂乱達成が遅いし、狂乱軸以外が強くないという感想です。
「めちゃくちゃ狂乱に寄ったピックができたうえで《デモンコンダクター》か《ダークオーダー》を2ターン目に引く」もしくは「進化ターンまでに《ユリアス》を引く」のどちらかができてようやくロイヤルネクロと同じ土俵に立てます。
《ユリアス》に進化切られたからといって別にすぐ負けるわけでもなく、これまた中盤の多面展開への回答がそんなに(なんならロイヤルより)多くないため中盤に序盤で稼ぎ切れなかった狂乱カウントを稼いでいる間にぺちぺち顔詰めながら毎ターン盤面対処を迫るとなんか勝ってることが多いです。
最大値は高いしめちゃくちゃ強いヴァンパイアにぶつかってゲラゲラ笑いながら投了したこともありますが、ブレが大きいわりに……なクラス。狂乱達成後の《ハウリングデーモン》だけはマジで許さん。
ビショップは個人的に結構評価高め。回復と守護が豊富かつエイラ互換が多く「回復で延命しながらクソデカ守護を育てて押し切る」というコンセプトとピック方針が明確。
ノイズになりそうな結晶カードもだいたい単体でコスパが良いため、結晶・アミュ破壊回数に依存するカードを無闇に取りすぎなければピック段階で事故ることはほぼないでしょう。自分がピックするなら3番手はこのクラスです。
特にネクロマンサーを使っていると最大の敵はビショップで、ロイヤルヴァンパイアより遥かにやりづらい相手です。消滅とか関係なく、回復守護を連打されるだけで嫌すぎる。
立ち回りのコツは難しいんですが、バーストカードは雑に切らずにとにかくタフな盤面を作り、取りこぼしとバーストを合わせて勝ち切ることを意識するのが基本的にはオススメ。
中盤にはある程度相手の盤面を度外視してライフ12〜14ほどまで顔を削っておくと、相手も盤面対処にリソースを割かざるをえないためバーストターンまでにライフ16点ぐらいまでしか回復できておらず、結果として7〜8ターン目にバーストの要求値が下がることが多いです。
「どうせ回復されるし……」と日和ってライフを意識しないプレイは結果的に勝利が遠くなる印象。臆せず殴りましょう。
あとは一言ずつ。
ネメシス:カードパワー高くて安定……かと思いきや軸がバカクソ多く、機械寄りかAF寄りか人形寄りかで序中盤の強いカードがかなり変わるので相当ピック難易度高め。
《ベルフォメット》はカードとしては悪くないが重く、ちゃんとしたピックをしてる相手にはそもそも9ターン目までゲームをさせてもらえないことも多いので雑魚狩りカード感が否めません。
綺麗に組めた人形軸が多分一番強い。
エルフ:《ノワリス》と《アリア》しか勝たない。ピックの段階でこの2枚が見えなかったら即リタイアしたほうがいいし、進化ターンまでにこれらが引けなければ投了した方がいいぐらいこの2枚に依存していて、安定性とかいうレベルじゃないです。
相手してても4ターン《アリア》進化5ターン《ノワリス》進化されたゲームしか負けてないのでうーん。
離れた数20カウントは悠長すぎるので基本無いものとして考えた方がいいです。というか実戦的に有効なターン中に20達成するためには突進付与の《アリア》がほぼ必須になるの、何?
ウィッチ:ちゃんと組めたデッキで当たればまず負けません。除去しつつ展開できるカードに乏しい。
3コス《アン》は明確に強さを感じるけど、《アン&グレア》は《双姫の大魔術》が間に合うゲームにならないのでよくわかんない。全体5点強いとはいえ所詮7/7が1体残るだけなのがなぁ……このルールはデカブツ1体しか立たず後続を残せないカードの評価は見た目より低いと思ってます。多面展開できればもうちょいやれたかも。
ドラゴン:無理がある。5、6と立て続けに《ドラズエル》投げられたけど《ナイトメアイーター》と《オミナスタイラント》で鼻ほじりながら盤面返して勝った時「ああ、これで無理なら無理なんだなこのクラス」と思いました。
ネクロマンサーというクラスについて
「じゃあネクロマンサーってどうやって戦うクラスなの?」というところから。
個人的な認識としては、2ターン目、3ターン目と序盤から積極的にフォロワーを展開して盤面のイニシアチブを握り、中盤以降は優れた面展開力で相手に対処を強要しながら隙を見つけてライフプッシュ。7〜8ターンでバーストを出して勝利を狙うアグロ寄りのミッドレンジを主体としたクラスです。
ネクロにはラストワード・葬送・ネクロマンスと3つの大きな戦術の軸がありますが、他のクラスが同格の軸を3本有しているとすればネクロはラストワードという大黒柱の横に補助的な柱として葬送とネクロマンスがある感じ。
葬送軸の強いカードがラストワード軸を補助できたり、ネクロマンス軸の強いカードにラストワードが付いていたりと、ほとんど全ての要素が最終的にラストワード軸に帰結するようなカードプールになっています。
ラストワードは「フォロワーを出す」という能動的に強いアクションを取るだけで自動で付随してきます。
特に意識しなくともラストワードフォロワーを大量に並べて顔をぺちぺち殴って相手に対処させるだけで勝手に条件が達成できるラストワード軸の強みであり、プール全体がラストワードに寄っているおかげで今回のネクロマンサーはアグレッシブな戦術と非常に相性が良いです。(この辺はロイヤルの連携軸が安定して強いのとほとんど一緒です)
なので、まずは殴る意識から。pickの際には2コス・3コス域の枚数がもっとも重要で、下手なフィニッシャーやパワーカードを取るぐらいならPPカーブを整えられるラストワード持ちを取る方が最終的にデッキとして強い場合がほとんどです。事故回避が最優先。
フィニッシャーとしてピックしたいのは、《ケルベロス》、《クリストフ》、《トート》、《ネクロインパルス》、《カゲロウ》、《鎖杖のネクロマンサー》あたり。《ケルベロス》が頭ひとつ、《鎖杖》が頭半分抜けてますが、他はほとんど横並びでどれ取っても勝てます。フィニッシャーが多い。
《インパルス》と《クリストフ》はデッキに1枚あれば十分ですが、他のカードは特に条件なく2コス・3コスでラスワを稼いでくれるカードなので見えたら見えただけ取ってしまいましょう。引きすぎたら序盤に投げればいいだけです。
フィニッシュ級のカードが豊富・道中でも役割を持てるカードであるため枚数取っても困らないのはネクロマンサーの強みの一つだと思います。
4〜7あたりの中コスト域は盤面を処理しながら顔を詰める動きが豊富で、《デスサイズハウンド》と《ラカンドウラ》、《ミロエル》あたりはその代表例。
《デスサイズハウンド》は軽さと自動進化、《ラカンドウラ》は確定サーチと5/7守護の圧、《ミロエル》は後続の葬送をバーン札に変換しつつ進化を切ればリアニメイトでラスワも稼いでくれます。ちょっと重いですが《コルネリウス》もこのカテゴリかも。
顔は詰められないものの除去性能に優れるカードもいくつかあり、《ナイトメアイーター》はラスワ回数を爆盛りしながら盤面を強化できる中盤最強格のカード。《オミナスタイラント》は相手しか除去しないうえに盤面に6/6が残る《テミスの審判》です。
これら2枚は不利な状況を捲れるのはもちろんのこと、こちらの優勢時に守護多面展開でやりすごそうとしてきた相手を蹴落とすうえでも有用です。
《ルルナイ》なんかもあったまるまでに時間はかかりますがコンスタントにラスワを稼ぎながら面処理でき、終盤は除去+バーンダメージでライフプッシュしてくれる優秀なボード制圧カードです。受けるダメージマイナスは勘弁。
《アンサージュ》は確定除去+4点バーン。超強い《死の舞踏》みたいな感覚で、デカブツポン置きに対しては最強です。なんかラスワカウントも1増えます。
《イステンデッド》も進化権こそ必要ですがラスワを2つ稼ぎながら4+3の7点分散火力+2点のバーン。
ここに加えて《スケルトンレイダー》や《マスカレードゴースト》、《トリニティモンスターズ》あたりもライフを詰めながら除去・盤面構築ができるパワーカードであることを考えると、大バーストせずともチクチク削りを入れていくのがネクロマンサーは非常に得意だと言えます。
じわじわ削っていく前提で考えれば選択肢は無数にあるため、「ピック段階で勝ち筋が取れない」レベルの事故が起こることはほとんどありません。《マスカレードゴースト》と《トリニティモンスターズ》あたりもラスワを持ってるのでラスワ軸でも腐らないし。
一度だけバーストダメージが《カゲロウ》2枚と《鎖杖》1枚、あとはめちゃくちゃ遅い《ニコラ》2枚だけ、という見た目の決定力皆無のプールを摑まされたこともありましたが、《ナイトメアイーター》は2枚取れてたのでラスワ持ちでアグロして《ナイトメアイーター》で盤面作って《鎖杖》と《一刀》で詰め切る展開だけで4勝(負けは回復ビショップに耐久)しています。
ついでに言えば、盤面処理が得意なカードが多いため顔に進化を振る余裕が大いにあるのもこのクラスの強み。顔進化がネクロマンサーで2番目に強い進化権の使い方です。(一番強いのは《冥府の中尉》)。
…………さて、ここまでで一切触れてないカードがありますね。
《死期を見るもの・グレモリー》。
結論から言えば、僕は「めちゃくちゃデッキとプレイを歪ませるし、歪ませた割に合うほどの出力はないので基本取らない方がいい」と考えていますが、クラス全体の項目で書くには長すぎるのでこの辺りは後ほど個別の項目で触れます。
では、この辺りでネクロマンサーについての総括。
カード1枚で大ダメージを出す手段はそれほど多くなく、回復・守護の質はそこそこ止まりなので防御力も低め。
しかし、動きの中で雑にライフを削る力、除去の質と量、フィニッシャー候補がたくさんあるがゆえの再現性の高さの3点は全クラスを見渡しても最上位です。
ここから導き出される最適解は、とにかく軽量ラスワを詰め込んだアグロ気味のミッドレンジ。
盤面優位を築いて対処にリソースを割かせつつ隙あらばライフを削り、終盤に4点〜5点前後出せる低コストのカードを複数枚組み合わせて押し切るのが基本的なピック・プレイの方針となります。
カード個別評価
ここからは個別のカードランク。同ランク帯は上下差ではなくコスト順です。全カードはちょっと物量ヤバそうなのでAランク(コンセプトの邪魔をせず、戦力としてカウントできるカード)まで紹介します。
SS:絶対取れ!
《冥焔の獄犬・ケルベロス》
内包している要素が多く全ての軸と噛み合いがある、ネクロの中核を担えるフォロワー。
序盤・中盤・終盤隙がなく、多ければ多いほど序盤に気軽に出せるので盛り抜きで何枚ピックしても困りません。叶うなら4枚ぐらい欲しい。
ココミミを手札に加えて葬送の弾にしたい時など例外はありますが、ピック枚数が少ない場合はできれば他の2コスを優先してラスワ5枚達成してから投げたいです。
終盤にラスワ10《ケルベロス》で顔を殴った後に《ラカンドウラ》や《デスサイズハウンド》のAoEに巻き込んで2点伸ばす2コス7点プランはかなり頻出。
《冥府の中尉》
進化権を切ることで5/5を1/4守護2体の裏に隠せるバグカード。不利局面では1/4がやや頼りないものの、五分から有利の局面ではこのカードに進化を切るだけでほぼ優位が確定します。
3ターン目に出して生き残った3/3/3や結晶から出てきた《セレスト・マグナ》を守る動きがべらぼうに強く、とにかく「序盤の優勢を維持する」スペックが高水準。このカードを複数枚ピックできると後手の方がデッキとして強くなるレベルです。
単体で見ても特にリソースの損失もなくラストワード3面展開、墓地カウント+7枚できるため軸となる戦術との相性も良好。特にネクロマンスの運用のしやすさがこのカードの有無で段違いです。
打点として無視できない5/5ながらラストワードでライフが詰まる点も文句なし。《ミロエル》や《絆の共振》、《ミルティオ》で釣っても悪くないスペックです。
《ケルベロス》ほどの汎用性はないものの、中盤のゲームメイクを1枚で果たしてくれる逸材。見えたら取るラインはデッキの進化権食い合いを見ながら2〜3枚といったところでしょう。進化しなくても仕事はできますが、できれば振りたいカードです。
《オミナスタイラント》
2の結晶、6の全体除去のどちらも極めて凶悪なラスワ軸の最強オプションパーツです。
結晶は2ppとカード1枚でラスワ3枚分稼ぐのがメインの役割。ラグの兼ね合いでほとんど2ターン目にしか置けませんが、クリーチャー面が強すぎるので出し時を逃して腐り続けることはないでしょう。
トークンで出てくる《よろめく不死者》と《地獄の解放者》はどちらもアグレッシブなデッキ方針との噛み合いが良好です。
《よろめく不死者》はアグロプランが誘う守護に強く、顔進化の振り先として有力候補。自フォロワー破壊系とのシナジーも期待できます。
《地獄の解放者》は単体だとやや弱いものの出てくる4/4にかなりの圧があるため、すでにフォロワーを並べている状況下では全体除去に巻き込まれた際のリカバリが早いのが強みです。
本体は雑に6/6を押し付けながら実質的に相手のフォロワーを全て破壊するやべーやつ。不利捲りも優位維持も1枚でこなせ、巨大なフォロワーが残るおかげで単体除去として使ってもそこまで損しません。
AoEが得意なネクロマンサーの中でも《オミナスタイラント》の除去範囲は群を抜いて広いため、切りどころにはやや注意。具体例を挙げれば、ロイヤル対面では《ガルドル》の返し札が他になければ相手の7ターン目を待った方がだいたいは幸せになれます。
結晶フォロワー特有の柔軟性で序盤にも役割を持ちやすく、全除去として2回使いたいゲームも結構あります。3枚までなら取っても腐ることはないでしょう。
S:優先して取りたい
《ボーンフリーク》
1ターン目からラスワを稼げる殴り手で、破壊されても1/1が残るためアグロ戦術との噛み合わせが◎。中盤までは適当にPPを埋めるために投げてラスワカウントを1増やしてくれます。
マジでそれだけですが、それだけで十分強い。ライフに圧の掛かる軽量ラスワにはそれほどの価値があります。
《空想する死神・ミーノ》
1ターン目からラスワを稼げる1/1。序盤に出してもそれなりに優秀ですが、ある程度意識してピックすれば簡単に1/5/5突進になるため中盤以降にも非常に強いのが特徴です。盤面を取りに行ってもいいし、5/5の殴り手として守護裏に隠すだけでも圧がすごい。
条件達成すれば《酒呑童子》下で1/5/5疾走になるのは一応覚えておきましょう。
《枕元の不吉》
リソース要員。《ゴースト》の有効活用、ラストワード起動、盤面こじ開けなどネクロマンサーに欲しいことはだいたいやってくれます。
今回のカードプールでは無条件で使える「1体破壊して2ドロー」系のカードがこれと《霊魂の統率》の2種類しか存在しないため、平時よりはちょっと点数高めです。1回見逃したら1枚も取れないことも少なくないので、リソース札の管理にはピック段階から意識を割いておきましょう。
《記憶の軌跡》
非ラスワにラスワを付与できる《知恵の光》。横の都合でピックせざるを得なかった非ラスワをラスワカウントに換算できるため、ピックが微妙な時ほど重宝します。ドローも無難にえらい。
あとは回復手段がひっくり返るほど少ないネクロでは回復効果がかなりバカになりません。先5《奈落の中尉》進化で出てきた《スパルトイソルジャー》2体に回復付与するのはアグロ相手だと結構よくやります。
《トート》
フィニッシャー要員。ピック次第ですが、概ね7ターン目には起動する認識です。
即時勝利はしないものの、基本的に起動すれば2〜3ターン後にはほぼ勝ち。突進・守護との相性は特に優れており、序盤に《トート》が取れた場合はこの辺の能力を持つ《ミカエル》、《忌まわしき再誕》、あたりの評価が上がります。言うまでもなく《クリストフ》と並べば宇宙。
《ケルベロス》の項目でも触れたようにラスワバーン系に共通する強みですが、《デスサイズハウンド》と《ラカンドウラ》に巻き込んでバーストを一気に伸ばせます。
他のバースト枚数次第ではあるものの、2ターン目の動きが他に投げれば別に投げても大丈夫っちゃ大丈夫です。除去されてもドローありますし。
《スカルドリーマー》
2/2/2、ラスワ持ち、盤面処理&打点増強に貢献できる《二輪車》付き。ラスワを稼げる2/2/2は全部Aランク以上ですが、こいつは2/2/2界でも序列5位くらいの実力者。1位はもちろん《ケルベロス》です。
序盤の処理合戦で後手に回らないのはもちろん、中盤以降も突進付与で《トート》起動に2点飛ばせたり《ケルベロス》や《ネクロインパルス》、《鎖杖》のリーチを2点伸ばしたりと+2/+0がまあ便利。リアニメイトに引っかかっても結構嬉しいですね。
《一刀の幽鬼・カゲロウ》
バースト供給できる2/2/2ラスワ持ち。序列4位。
ラストワードにネクロマンスが付いているのが気難しく、最序盤に投げても《魂の一刀》が手に入りません。が、だいたい気にせず2ターン目に投げます。意外と環境の速度が遅いのですぐ処理されるとも限りませんし、貯めて《魂の一刀》を拾うリターンよりも2ターン目に2/2/2ラスワを投げないデメリットの方が大きいです。他の2/2/2があったらそっち出すかな、ぐらいで十分です。
このカードもリアニメイトで拾った際のリターンが大きく、最序盤に投げてラスワしなかった《カゲロウ》が中盤に帰ってきて2コス4点に化けることがたま〜にあります。
決定力に乏しい構築になってしまった場合はちょっとだけ大事に使いたい。
《デスキャットリーパー》
2/2/2界堂々の序列2位。確定除去強すぎ!
《ルナ》や《枕元の不吉》でも触れた通り今回のカードプールは盤面をアドバンテージに変換する手段が結構少ないためゴーストやファンファーレを使い終わった《ルナ》の処遇が難しいのですが、このカードはその辺りを有効活用して守護裏をぶち抜きながら2/2ラストワードが残ります。しかも1点とはいえ顔が詰まる。
確定除去としても非常に軽く、大型守護を強引に突破して《鎖杖》や《インパルス》をねじ込む動きでバーストに貢献します。
このカードに関しては《カゲロウ》と違って手隙だからといって2ターン目には投げず、中盤ないしは終盤で3コス4コスとのくっつきを狙う方がリターンが期待できます。たまに気にせず投げるけど。
《プチゴースト・バケルス》
感覚としては1/1付きの《マジックミサイル》みたいなもの。盤面処理を補助するし暇なら投げて顔に1点当てておく、カウントを増やして手札も減らないアクション。
回収した《プチゴースト・バケルス》はラストワードを持っていないため、単体では特に出すメリットがありません。盤面の取り合いになるなら《エンジェルスナイプ》として使っても全然いいですが、葬送の弾にするのも結構アリでしょう。
2+1のコスト分割カードに近いためPPを無駄にしづらく、小回りが効くためこれといった困る場面がないカードです。優等生。
《奈落の軍曹》
序列6位くらい。八獄の枚数に依存するため単体での評価はやや難しいです。
今回の八獄でサーチ先として強いのは、《冥府の中尉》・《ミロエル》・《イステンデッド》あたり。ここら辺が引けてるのであればかなり優先度上げても大丈夫です。
最悪デッキ内に他の八獄があるなら手札の減らない2/2/2として考えられるのでまあ悪くはない選択肢。「山札を掘り進める」という性能は唯一無二なので、先2で置くことだけを考えるなら2/2/2で最強かもしれません。終盤はぶっちゃけ弱いですが、初動適性を評価してのS。
《勅令の咎人・イステンデッド》
序列3位。ラスワ10条件を持ってるし全体破壊は実際かなり強いですが、ラスワ結晶にフィニッシュ力の高いカードがないためフィニッシャーには数えられません。あくまでグダった時の遅延・守護どかし要員。
本体は2/2/2進化時3/2突進+顔2点のラスワ稼ぎ・盤面処理能力です。2コスで7点分の最大2面処理、踏み方次第で攻撃力4のフォロワーを残せるのはコスパ抜群。他の2コスラスワ持ちとセットで使う余裕すらあります。
進化権が必要にはなりますが、2コスで2回分ラスワを稼げば実質1コスラスワも同義。積極的に進化振ってラスワ10を目指していきましょう。
《カースドソーサラー・リーズ》
葬送とラスワの橋渡しを兼ねる2/1/2。ドローで補填があるとはいえ1枚のハンドロスはまあまあ痛いですが、手札の弱いカードが3点火力に化けると考えれば目を瞑れる出費でしょう。
コンセプトで述べた通り、葬送はあくまで単体スペックに優れた《ラカンドウラ》の直接召喚や《ミロエル》後のバーン誘発、《霊床震脚》を早めに吐き出すためのサポートと割り切るべきで、序盤から葬送を連打して5回達成を狙うピックはオススメしません。コンセプトに据えて勝てるレベルのフィニッシャーはいないので。
そこまでしなくても、登場時に3点撃ちながら手札を交換できてラスワが稼げる2/1/2の時点で十分な仕事は果たしてくれます。
《輪廻の強制》
2コス確定除去。適当に使ってラスワ釣ってもまあまあ強いですが、《死魂の射手》や《ルルナイ》があると評価アップします。
序盤に使えるのはこれらのカードがあるときだけで、基本的には終盤バーストを通すために無理やり相手の守護をどかすのが一番強いです。一応中盤の除去にも使えなくはないですが、不利盤面にこれだけ撃ってもそんなに有利にはなりません。残りのPPで出てきたフォロワーをどかす手段は用意しておきたいところ。
悪いカードではないですが、若干相手依存度高め・ふわっとしたカードではあるので扱いはちょっと難しいカードです。打点ねじ込みには便利なのでうまく活用していきましょう。
《忌まわしき再誕》
ラスワカウント稼ぎに優れた実質火力スペル。2ドローも付いてますが基本的に5ターン目ぐらいまでは起動しないので、単純にドローソースとして換算してるとまあまあ痛い目を見ます。
基本的には相手の中型を2コスで対処しつつラスワを稼げるのがこのカードの本分。特に相手の進化ターンの返しに進化後フォロワーを5/2突進で処理すればこちらの進化権をフェイスダメージに変換できてお得です。
うっかり2ドローまでできれば非常にラッキーですが、ドローするために殴れるラストワード持ちを盤面に当てるぐらいなら盤面の強さを維持したほうが結果勝ちやすいことも多いです。
終盤には2ドロー+2面展開を2PPでこなせるため非常にコスパが良く、《トート》や《クリストフ》のような盤面にフォロワーが出れば出るだけ得するカードと組み合わせた際にはバリューが跳ね上がります。最序盤以外はいつ引いても嬉しいカードです。
《霊魂の統率》
ラスワ誘発しながら2ドローできる振り分け2点バーン、強すぎる。もちろん適当なゴーストを割に行っても問題ありません。
2コスに若干の重さを感じることはありますが、ここまでスペック盛り盛りであれば致し方なしといったところ。
ちなみにフォロワーを出さずに《ゴースト》を出せるカードは案外レアで、《スカルドリーマー》のバイクがあると中盤から顔を4点詰めれます。すごい。
《導く鐘・ベルエンジェル》
ドロー付きバリア付き守護ラスワ。盤面に一切圧がかからないのはちょっともったいなくはありますが、諸々加味しても流石に強いです。
進化権を振るかどうかはちょっと微妙なところ。どちらかといえばラスワ持ちを生成するか顔を詰めるかに進化を振りたいため、1体を強化してドローを進めることに進化権を使いたいかと言われると……。もちろん弱くはないんですが。
リアニメイトで拾うとかなり嬉しみ。
《ブルーミングダンサー》
序盤はただの2/2/1ですが、進化可能ターン以降は2コス4点1ドロー。単純にスペックが高く、ラスワも稼げるのでなかなか悪くありません。一応《酒呑童子》下で2コス4点疾走になるのでそちらも合わせて要チェック。
進化後のみラストワードを持っていても《死門を繋ぐ者》の能力対象になるらしく、一緒にピックするとデッキから2/1バニラが降ってきます。どちらも強力なカードなので同時にピックするなとは言いませんが、ラスワを思ったように稼げないリスクがある点には注意しましょう。
《王墓の骸》
2ドロー、2回復、本体込みで墓場+4、ラスワ+1。1つ1つはコスト相応ですが、組み合わさると莫大なリソースに化ける好例です。
本体は1/2と正直弱いものの、それまでに盤面で押していれば気にならない範囲。他のカードでバックアップしても使う価値のあるカードです。
エンハンスは使えなくもないですが、常時盤面が埋まってるのと6ターン目ぐらいからリーサルを意識して打点を出し始めるのとで、微妙に使いたいタイミングが少ない印象。若干遅めのゲームレンジになる場合や、全除去の返しに出すカードとしてはかなり優秀です。
《死門を繋ぐ者》
手札1枚でラスワカウント+2! 最高! 進化振ればもう1枚増えるので、特に3+2で動きやすい先5では結構狙っていきます。
3コスはかなり意識して埋めないと2/2/2を出すだけでエンドしてしまいがちなので、3ターン目にラスワを稼げるこのカードと《フギン&ムニン》は中盤のラスワ達成速度に直結します。合わせて4枚ぐらいまでなら取ってもいいかも。
《鎖杖のネクロマンサー》
序盤は3/3/3の優秀なスタッツを持ちながら破壊されても損しない1ドロー持ちのラストワード、終盤は3/5/5疾走のバースト要員。
序盤に出しても打点として強いのが偉く、ラスワも常に腐らない1ドローでリアニメイト3で出てきても嬉しい。フィニッシャー勢の中では《ケルベロス》の次に強いカードという認識です。
シンプルに書いてあることが全部強いのでとりあえず見たら取りましょう。たぶん4枚ぐらいまでならいける。
《マッドネスリーパー》
3/3/3ラストワード進化時5点火力必殺。無難に弱いところがない。
必殺のおかげで上踏みに強く、雑にアグロする際の3/3/3としてはトップクラスの性能です。
進化権を踏み倒せる能力はEPの切れた終盤に役割を持てる点が優秀。突進必殺と5点火力で3コスで2面処理したり、3/5/5としてポン置きして守護裏に隠したりと長期戦でも十分使用に耐えるスペックです。《スケルトンレイダー》とセット運用も◎。バリアは欲しい時に発動できるわけではないのでかなりオマケ。
《絶叫の沈黙・ルルナイ》
バカのカード。盤面最強です。
真価を発揮するためにしばらく時間がかかるため終盤のトップデックに若干弱いのは難点ですが、ボードに触りながら3ターン目からコンスタントにラスワを稼いでくれます。
10カウント達成後も強力。単純にデッキと噛み合う3点バーンに加えて、攻撃されない・破壊されない・ダメージを受けない・選択できない、などの最近増えてきた除去耐性持ちをランダム消滅除去で飛ばせるのはかなり優秀です。解放奥義シエテを3コスで飛ばした時は流石に脳汁出ました。
《因果の迷い手・アンサージュ》
確定除去しながら4PP4点、進化まで切ると守護無視6点。あまり評価されていませんが、実は中盤にライフを削るカードとしてはかなりのイカれスペック。
除去+打点として使った後も4/2あるいは6/4という無視できないサイズのフォロワーが盤面に残るため、盤面優位を維持しながらライフを詰める展開で特に強力。今回提示した「アグロ寄りのミッドレンジ」というコンセプトと非常に高い親和性があります。2枚までなら取っても全然困らない、むしろ取りたいカードです。
構築次第ではあるものの、基本的に墓場はこのカード・《インパルス》・《デスサイズハウンド》のどれかに使うのが強いイメージ。額面ネクロマンス6ですが、トークンスペル+破壊された自分自身も含めて《アンサージュ》を出した時点で墓場4あればネクロマンスは使えます。
《フギン&ムニン》
説明不要。3ターン目のポン置きはもちろん、中盤以降も3コス4点2ドローの除去として運用できるため本当に弱いタイミングがほとんどありません。
《リザレクションロード》のリアニメイト3に引っかかって1/1疾走が出る時だけ困る。
《人外魔境・クリストフ》
フィニッシャー枠。《トート》と同じく即座に勝ちませんが、毎ターン全体+2/+2バフと守護付与が機能しはじめれば概ね8割ぐらい勝ちます。
とはいえこのカード単独で勝負を決めるというよりも、アグロが通りづらく長期戦が要求される回復・除去の強いデッキと当たった際のサブフィニッシャー的な立ち位置、という認識。全体バフが要らなそうな対面では4コスで4/4+5/5の2面展開ができるクソデカフォロワーとして運用することもまあまああります。
ピック段階でこのカードしかフィニッシャーが見当たらなかった場合は、ある程度序盤から殴りつつもリソースを意識したプレイで長期戦に備えるのが良いかもしれません。
《デスサイズハウンド》
AoE+最大4点バーン。自軍も巻き込みますが、相手に優位を取られた際の切り返しや残り数点を押し込む手段、自分のラストワードを能動的に起動する手段としては一級品です。後に残るのが6/6というナイスサイズのフォロワーなのも◎。
ネクロマンスで自動進化できるのがベストですが、直接進化を切っても全体4点+リーダー2点火力として運用できます。お忘れなく。(一敗)
《ネクロインパルス》
ネクロを代表する最強バカ打点。1体でもフォロワーが生き残って帰ってきたらリーサルがなくても大打点を押し付けて残り数点を頑張って削る方がだいたい勝てます。7ターン目に《鎖杖》+《ネクロインパルス》で進化込み16点出すと笑いが止まらん。
ネクロマンスは10と非常に重く、《冥府の中尉》が絡まなければ基本5〜6ターン目には撃てません。ロイヤルの展開には《デスサイズハウンド》や《ナイトメアイーター》を合わせたい場面も多いですが、そこで墓場を使うとさらに遠くなります。
また、なんだかんだで守護の1枚ぐらい立ってることが多いため除去してから出したいところですが、ネクロの除去は結構盤面を埋めるため打点が減りがち。かと言って先にこっち撃つと盤面が埋まって除去が出せなくなります。カードとしては最強ですがゲーム展開を考えると最善のカードではありません。
基本的にゲーム中に1枚撃てればよく、なくてもどうにかなるわりに手札で被ると最悪なので2枚以上は取りたくないイメージ。あくまでうっかり上ブレを生み出すためのカードだと思ってます。
一応《マスカレードゴースト》が2枚以上あるなら2枚目が許容範囲かも。
《ナイトメアイーター》
4/3突進ラスワ量産バク。つよーい。
適正ターンではだいたい墓場6・合計3体ぐらいが平均値。墓場消費は結構重いですがそれに見合うだけのリターンはあります。
どうしても盤面処理としてのスペックに意識が行きがちなカードですが、優位取った盤面で適当に4/3並べるだけでもバカほど強いです。
全体3点みたいな効率のいい除去がないクラスでは結構対処に苦慮しますし、仮に綺麗に処理されたとしてもこっちは手札1枚しか使ってないのでただの1:1交換です。そしてラストワードカウントは+2〜+4。お得。
うっかり1体でも生き残ろうものなら顔進化で6点詰まり、一気にバーストを通しやすくなります。攻撃的《ナイトメアイーター》、ぜひ意識してみては。
《マスカレードゴースト》
ただただカードの合計スタッツがえぐいスペックお化け。他に言うことはありません。プールにゴーストを生み出すカードはあんまりありませんが、この1枚だけでも十分に強いです。
効率自体は悪いもののなんかラストワードを持ってたりしますし、ラスワ軸だと全然噛み合わなくて弱い! ってことは全くないです。はい。
《絆の共振》
今回のプールではマジで貴重な回復手段。ランダム要素に頼らず進化権なしで4点以上回復できるのはこのカードと《ゼルガネイア》だけです。
中盤の墓場の使い先としてはかなり悪くなく、回復と展開を同時に行えるため押された盤面をイーブンに戻す手段としては唯一無二です。
墓場を消費するとはいえリアニメイトでフォロワーを展開できるため後から回収可能ですし、ラストワードカウントも手札1枚から最大3枚稼げます。特に《冥府の中尉》が一度破壊された後なら、出てきた《中尉》に進化を切ってさらにリアニメイトカウントを伸ばせるので凶悪です。
《金鉱のネクロマンサー》
概ねラストワードを破壊してラストワードを出すカード。つまり1PPでラスワ+1、これを強いと見るか弱いと見るかはあなた次第です。僕は強いと思います。
相性のいいカードは《トート》や《リーズ》あたりの1ドロー持ちと単純にスタッツの高い3/3/3勢、あと《ルルナイ》。《鎖杖》は1ドローかつ3/3なのでめちゃくちゃ大当たりですね。
たま〜〜〜に《死魂の射手》とコンボしてヤバいことが起こる。両方ピックしてて最序盤に《死魂の射手》を引けてたらコスト3を出さないよう調整してみるのもいいかもしれません。
《セレスト・マグナ》
場持ちの化身、3/5かつラスワで2/2復活は本当にヤバい。
2ターン目に結晶で置いたらその試合はめちゃくちゃ楽に勝てます。守護の裏に隠すとマジで除去されないため顔進化切り放題です。
コンセプトに非常に合致しているため限りなくSSに近いですが、賞味期限が非常に短いのがネックで複数枚はあまり取りたくないのでS。
一応ビショップやウィッチなど一部のクラス相手にゲームがグダった時は、リーサル見込める1個前のターンとかに本体ポン置きする展開もなくはないです。狙うのは難しいですが。
《カオティック・ドゥーム》
中盤にデカスタッツを2面並べられるラストワード稼ぎ要員。単純に6コスフォロワーとしての性能がかなり高いので、「あと1で10達成して《トート》置ける!」みたいな切羽詰まった状況だったり、《カオティック・ドゥーム》が3枚取れてたりするわけでもなければアクセラで使うのはもったいないです。
突進守護で捲り・優勢維持をこなせるのもありがたい限り。ラストワード能力も全部強力で言うことなしです。
《滅屍の執行者・ミロエル》
以降の葬送札をバーンに変換するAoE要員。本体はラストワードを持っていませんが、進化時に自前の2葬送で4点飛ばしつつラスワを2面展開できるため、基本的に進化権とセットで考えましょう。
顔にダメージが飛ばなければ正直B以下だったんですが、盤面処理しながらフェイスを詰められるため進化権要求以外に非の打ちどころがありません。
このカードが早めに取れれば《百鬼夜行》や《大腕の沙汰》などの軽量葬送、《アズヴォルト》や《奈落の軍曹》あたりの八獄サーチの点数がかなり上がります。
追加の葬送がなくても登場ターンの2回と《ケルベロス》で1回分の計3回6点分ぐらい起動できればリアニ込みでコスト相応の仕事はできてるので、ピックを葬送に寄せすぎてラスワが疎かにならないようにだけ気をつけましょう。
《魂の岐路・ラカンドウラ》
概ね全体5点バーンが本体。守護を無視して詰め切れるため確実性が高く、《アンサージュ》や《インパルス》で雑にライフを削った後にこのカードで終わらせた試合は数知れず。残り5点はネクロを使ううえでひとつのボーダーです。
離れた際の3点火力も優秀なんですがそれ以上に「葬送2回に反応して自動的に手札に加わるフィニッシャー」という肩書きが強く、適当にデッキを回してるだけでも気付いたら手札に入っていたりします。テレフォンパンチではありますが、相手に「常にライフを高い水準で保つよう強制させられる」と考えれば悪いことばかりでもありません。
フィニッシュで使うことが一番多いですが、それを抜きにしても相手の盤面を薙ぎ払いながら顔を詰めて盤面にも残る5/7守護は単純にスペックがバグっているため、7PPで雑に投げることもそこそこあります。顔に飛ぶのは相手だけですが、自分の盤面にも5点飛ぶのでそこだけ注意。
《屍術王・コルネリウス》
実はこのカードだけ使ったことがない(そもそも1回しかピックできてない・ピック出来た回もこのカード使う前に勝ってる)のであくまで机上論での評価ですが、相手の盤面を一掃しながらフォロワーを展開できるだけでも十分強いと考えられます。
《王たる屍術》のネクロマンスコスト・進化権消費は決して軽くはないものの、グダった際にゲームを畳む手段としてはかなり高水準。重いため複数枚は取りたくないですが、1枚ならかなり戦えそうです。
《スケルトンレイダー》
ネクロといえば《レイダー》のイメージも根強そうな、数多のヘイトを集めたフィニッシャー代表。
とはいえ今回のネクロのプールには強い進化権踏み倒し・自動進化がそんなに多くないため「かなり強い」程度で、軸にしてデッキを組めるレベルではない印象です。《霊体の侵入》がないのはかなり致命的。
とはいえ5コスぐらいで相手の守護を排除しながら5〜6点も詰められれば十分強力。基本はラストワードを軸に攻めつつ、最後の数点を確定除去込みで削り切るのが主な役目になるか。
A:コンセプトと噛み合っており、戦力に数えられる
《プリンゴースト・ミヤコ》
ラスワはない。自動進化もない。葬送もしない。
それでもアグレッシブなネクロマンサーにとって《プリンにしてやるの》は喉から手が出るほど欲しいカードです。
《ドラズエル》や《シオン》、《ビクトリーブレイダー》など、最近はどのクラスもやべえ防御性能をしたフォロワーが1体くらいいたりしますが、どいつもこいつもプリンにすれば全て解決。
ここまでピンポイントな事例でなくとも、3/4/4に1回被ダメバリアに確定除去がついてくると考えればぶっ壊れたコストパフォーマンスです。プリンが強すぎるのでA。
《友魂の少女・ルナ》
余った1PPで投げられるラスワアミュ付きフォロワー。ラスワ要員としては2/0/2キャントリップ程度なので過信はしすぎないように。
めちゃくちゃ強いカードではないものの、先手時や長期戦にもつれ込んだ際の進化権補填はなんだかんだと便利です。進化を切った際の除去もコスパは良好ですが、本体がライフに圧を掛けられるサイズではないのであくまで「除去が欲しい時」だけに進化することを意識しましょう。
《記憶の軌跡》とのセットプレーがあるので、どちらかを持っていればもう片方はやや評価アップ。
《黒き死の騎士》
2/2/2、ラスワ持ち、回復付き。以上! ぶっちゃけると2/2/2ラスワ持ちは全員A以上です。
ネクロはニュートラルに《ギルネリーゼ》がなく回復が苦手なので、中盤に進化を切って下当たりすれば4点回復できるのは結構嬉しい。
エンハンスは確定除去+守護+回復でガッツリ時間を稼げるため悪くありません。とはいえメンツが強いオールスター2pickの7コス域としてはせいぜいが「悪くない」止まりです。消耗戦になったのトップとしては結構強い。
《禁絶の腕・ニコラ》
無限ラスワ。一見悪くないですがスタート1/1のスタッツが悪く、機能しだすまでに時間もかかるのでそこまで強くありません。
もらえるスペルも5PPと重く、墓場20という条件の厳しさのわりに10点程度しか出ないため正直割りに合いませんし、おそらく墓場20貯める間に負けてます。
このカードを何度も出すのではなく、余ったPPで繰り返し出してラスワを稼ぎ、中盤以降は葬送で捨てるカードとして使うのがベストでしょう。
《レジェンダリースケルトン》
2/5/5かつ自動進化というスペックは悪くないものの、墓場8使って出てくるのが5/5突進必殺なのはちょっと物足りない印象。ライバルが強力すぎますね。
2/1/1必殺としては能動的に進化がきれないため扱いづらく、除去としては他の選択肢がたくさんあるため、このカードに墓場を使うのは割に合いません。
基本的には「2PPでデカいフォロワーを立てれるカード」としての使い方がメインになるでしょう。選ばれない能力を活かして1ターン生き残り、5点で顔を殴れるのであれば強力なフォロワーです。殴れるのであれば。
《ハングリースラッシュ》
盤面押さえながら葬送して1ドロー。面を作れない《リーズ》と書くと弱そうですが、厄介なシステムや進化を切られたくないフォロワー、進化後上踏みして体力3以下になった大きめのフォロワーあたりに守護を無視してピンポイントで干渉できるのはかなりグッドです。
2ターン目・3ターン目に振るというよりは進化可能ターンの前後に2〜3コスのフォロワーと同時に使うのが良い感じ。
《メタトロン》
The・次善策。後手4なら《イステンデッド》や《冥府の中尉》に進化を切るのがベストですが、これらのカードがないときに次に望ましい選択肢して《メタトロン》はピッタリ当てはまります。
最低限1点顔を削れるファンファーレや、《百鬼夜行》で切れる攻撃1もまあ悪くないライン。ラストワードがないのであれば2/2/2としてはあまり出したくないため、逆に1/4で良かったかもしれません。
《ミカエル》
勝手に出てきて2点回復しながら3点火力。悪くないですが、ラスワ軸だと達成が6〜7ターン目になりがちであんまり間に合ってないです。
とはいえ手札に来ても2コス3点火力に換算でき、リアニで釣れても突進で即座に盤面干渉できるのでそこまで損した気分にならないのは嬉しいですね。横が強いなら悩まず取れるスペック。
《アズヴォルト》
八獄が取れてないと微妙ですが取れてると悪くないカード。盤面干渉できないのはちょっと悩ましいですが、4ターン目に2+2や5ターン目に3+2で置く分にはさほど困りません。
8ターン目以降までゲームがもつれ込んだ時は単純にキャントリップとしてそこそこ優秀なので、ロングゲーム寄りのピックにまとまりそうな時はちょっと点数上げてもいいかもしれません。
《常闇の花嫁・セレス》
進化権込みにはなるものの、手札の非ラスワをラスワにできるカード。そもそもラスワに困らない強いピックができた場合は使いづらいものの、非ラスワ多めのピックではなかなか頼れる存在です。本体がラスワと必殺を持っており、基礎のスペックも優秀。
ただしパワー1とライフに掛けられる圧はほとんどなく、実質的に進化を切らないとデッキと噛み合わないのが唯一にして最大の弱点です。顔にも進化権を切りたい都合上、即座にライフプッシュできないこのカードにまでお鉢が回ってきません。
《インモラルディザイア》のスペックの高さ自体は言わずもがな。《鎖杖》にバーン付与して《デスサイズハウンド》や《霊魂の統率》で爆破する鉄板コンボは健在です。
《死魂の射手》
ラスワはないもののライフプッシュ性能高めな軽量全体火力持ち。そもそもラスワ回数を稼げる軽量リアニメイトは弱い能力ではありませんが、このカードが早めに破壊された展開ではリアニ3の意味合いがガラッと変わってきます。
いくらラストワードが増えないとはいえ、2PPや3PPで顔含む全体に2点が飛ぶのはハッキリ言って破格。できる限り他のコスト3が破壊されず、リアニメイト3からこのカードだけが出てくるような立ち回りさえ肯定されうるスペックです。
要求値が高いためコンセプトにはできないものの、立ち回りへの影響度は非常に高い1枚。
《三相の女神・バイヴカハ》
キャントリップ付き+1/+1バフ、ただしラスワはなし。先手だとめちゃくちゃ強いですが、後手だとなんとも言えないスペックです。
スペルトークンは進化回数ではなくEP消費が条件なので、《ルナ》と《酒呑童子》、どちらも墓場を使ってしかEPが回復できないネクロマンサーでは先手だとかなり絶望的。後手3でのプレイは弱いこともあり、後手では条件達成を狙ってもいいかもしれません。
《酒呑童子》
いろんなカードを疾走させられる4コス域。基本的には3/6必殺のために進化を切りたくはありませんが、疾走付与によって変なバーストが発生したりバリューが上がるカードがいくつかあったりするため、十分な価値があるでしょう。
特に《テラーバンケット・ギンセツ》は《酒呑童子》なしだと使い物になりませんが、あるならかなり優秀なラスワ稼ぎ・打点要員に化けます。
ただし、このカードに依存したピックをしすぎると引けなかったときにどうしようもないデッキになるため、このカードを取ったしてもピックの主軸は基本戦術に置いておきたいところです。
ネクロマンスのEP回復は今や消費8に見合った効果ではないので、できれば達成前に進化を切ってしまいましょう。
《ウーラノス》
非常に条件の緩い自動進化&3点回復&3点バーン。既に何度も触れている通りネクロの回復は貴重です。
消滅除去も活きる場面が多く、ミラーはもちろんヴァンパイアの《アルザード》やロイヤルの《カゲミツ》ポン置きなどを咎められます。
単純に顔を詰めながら2面処理できるだけでも十分強力で、残る6/6も処理されなければほぼ勝ちのサイズ感。
軸に関与しないため優先度は低いですが方向性は噛み合っており、1枚取っておくとデッキの穴を埋めてくれること請け合いです。
《《恋人》・ミルティオ》
5コス3面展開+2回葬送。出すだけで《ラカンドウラ》が回収できます。
《絆の共振》と同じく《冥府の中尉》とのシナジーが非常に強力で、高い確率で《冥府の中尉》本体+2コスラスワ、もしくは《スパルトイソルジャー》2面が並ぶ展開が見込めます。5+1、6+0を引いたら泣きましょう。
ほとんどの場合でラストワード3面展開が見込めますし、2ドローで山札も回していけるのでスペックは高め。葬送2枚のためにフォロワーを2体投げ捨てなければならないのはネックですが、消費には見合うリターンが期待できるでしょう。
9エンハは使う前にだいたいゲームが終わります。全体除去が強いのでグダったビショップなどには活きるかも。
《箱庭の追憶・オリヴィエ&シルヴィア》
EP回復は便利。全体火力も結構便利。PP回復も付いているためメインの行動を阻害しづらいのも優秀です。
特別にヤバい使い方はそれほどなく、書いてある通りの働きをして素直に強いタイプのカードです。リーサルターンの露払いとしても便利ですが、言うまでもなくこいつに進化を切ったターンは顔進化を切れないので微妙に取り回しは悪かったりもします。
《絶叫の崇拝者》
基本的にはアクセラで使って2コスリアニ3。わざわざ3コスに絞らずとも2ターン目に出したフォロワーが破壊された返しに2/2/2をおかわりするだけでコスト相応の活躍なので、積極的に取りたいわけではありませんが取って困るカードでもありません。
釣って強いカードは《金鉱のネクロマンサー》を参照のこと。《ルルナイ》とセットで動かせれば宇宙が見えます。
《トリニティモンスターズ》
状況有利を勝ちにするカード。盤面で勝ってる時に2面上踏みして6点削ってる時は文句なしのぶっ壊れカードです。
不利を捲るには若干重く、墓場リソースを消費しているため次のリーサルに要求されるカードが限られるのが難点。盤面処理に使わされて終了時の3点バーンが飛ばせないのであれば、盤面を返せても概ね負けてると思って間違いありません。《死期を見るもの・グレモリー》が起動していればまあ。
少なくとも過去の最強だった頃のイメージよりは強く使える状況が狭まっていることは念頭に入れておきましょう。アクセラもないため、2枚以上ピックしたら勝てないと考えて大丈夫です。
《カオティックエンジェル》
対処しづらい変身除去に5/5守護。進化後は被ダメを-1できる7/7になるため場持ちがよく、7ターン目まで行けば連携10の達成もそこまで難しくないので結構雑に相手の盤面をボロボロにしていけます。
硬いうえに生き残れば14点叩き込めるので相手視点はマスト除去。確定除去や必殺があればそこまで苦労しませんが、相手のハンドキープ次第では回復や展開まで手が回らなくなり大きな隙を作り出せます。バーストダメージを叩き込む前ターンの動きとしてはもってこい。
不利状況を捲る力も十分にありますが、五分の盤面を一気に超有利まで持っていくスペックが特に高め。重くてアクセラがないため序盤に引いてしまうとまごつきますが、カードとしての強さはかなりのものです。
《荒天の雷神》
1コスキャントリップラスワ、以上。疾走もまあありがたいです。
B:デッキとのシナジーは薄いが、たまに活躍が期待できる
B、Cはカード名のみ列記します。
《百鬼夜行》
《大腕の沙汰》
《霊床震脚》
《ケルヌンノス》
《甘味の死霊術師》
《夜想の教鎌・メメトト》
《フレイア》
《反転する翼》
《創出の紫紺・エンネア》
《レジェンドティーチャー・ルシウス》
《紫紺の抵抗者・エンネア》
《カースメーカー・スージー》
《形骸の看守》
《不浄の古霊》
《ワンダードリーム・アリス》
《テラーバンケット・ギンセツ》
《高貴の霊使・トゥルシェラ》
《《世界》・ゼルガネイア》
《デスタイラント》
《リザレクションロード》
《双魂の久遠・ケリドウェン》
《死を知る者》
《デッドソウルテイカー》
《死期を見るもの・グレモリー》の評価について
オールスター2pickネクロの問題児。
「ネクロマンスで消費した墓場の分だけ墓場とPPを回復する」。かつて猛威を振るったこのカードの魔力は凄まじく、「《死期を見るもの・グレモリー》さえ取れればネクロは強い。《グレモリー》に依存しているから安定感がない」という見解を多数目にしました。
が、それは全くの逆。
《グレモリー》ありきでプールを見てるから不安定に見えるが、実際のところこんなもんない方がネクロは強いし安定するのです。
まず大前提として、今回のネクロのプールに2枚を組み合わせてゲームを決め切れるネクロマンス持ちは《デスタイラント》と《ネクロインパルス》、あとはギリギリ《トリニティモンスターズ》しかありません。
これらは揃いも揃ってリーサルまでほとんど役立たずなので、無駄牌を抱えながら他のカードでゲームをしなければならないわけですが、その上で《グレモリー》で勝つためには、
・これらのカードを適切なターンに引けるようなドローソースを揃えてGPを稼ぎ、
・リーサルターンまでにネクロマンス用の墓場を15〜20貯めながら、
・歴代でも屈指のパワーカードが勢揃いのデッキたちを相手に7〜8ターン目まで盤面を捌き切って耐えましょう。
・ただし、《グレモリー》能力起動のために《ナイトメアイーター》や《デスサイズハウンド》といった強力なネクロマンスAoEを極力使ってはならないし、
・ドロソはいっぱい使ってもらうけど途中で《グレモリー》を引いたら条件達成後に2pp払って召喚するまでリーサル札と一緒に無駄牌として溜まり続けます。
・回復は《ミカエル》の連携10と《ウーラノス》と《ゼルガネイア》と《黒き死の騎士》で頑張ってくれ。《絆の共振》と《ナイトメアイーター》? ネクロマンス消費するから禁止ね。
…………あまりにもオールスター2pickを舐めてます。
そもそもの話として、今回の優秀なネクロマンス札は《デスサイズハウンド》や《アンサージュ》、《ナイトメアイーター》や《テラーバンケット・ギンセツ》のような中盤にボードのやり取りを優位に進めるカードに傾倒しています。これらのパワーカードを縛って戦わなければならない時点で、今回のプールと《グレモリー》の相性は最悪です。
以上のように、僕は「《グレモリー》で勝つオールスター2pick」は極めて運に恵まれなければまともに成り立たない夢物語だと考えています。
また、仮にコンセプトに据えなかった場合でもデッキに《グレモリー》が入っているだけでプレイは歪まされます。
「あと1ターン墓場消費を我慢すれば《グレモリー》着地するからテンポロスは取り返せる。頑張って他のカードで耐え凌ごう……!」
→処理し切れなかった盤面からリーサル組まれて《グレモリー》を拝まず敗北
「いや、ここは《グレモリー》無視してでもネクロマンス切るしかないだろ!」
→数ターン後トップから2/1/3バニラを引いて1ターンパス、テンポ差で押し切られて敗北
もちろんプレイしてる途中でなんか《グレモリー》が降ってきてなんかヤバいこと起こって勝つこともなくはないですが…………使わない決断をした際の《グレモリー》は守護を持ってるだけのフレンチバニラです。まだ2/2/2ならマシだったんですが1/3なのでライフを押していく方針とも噛み合いません。プレイと構築に一貫性を持たせられないのであれば、最初から《グレモリー》よりもアグレッシブなプランに貢献できるカードをピックした方が遥かに勝利に貢献してくれます。
少なくとも、僕が《グレモリー》を起動して勝った試合は29勝中1試合だけ。こんなもんなくてもネクロは戦えます。
総括
というわけで2万8千字に及ぶ大長編になったオルピネクロまとめブログもこれでおしまいです。
とりあえず「ラスワ軸で軽めに組め」「顔を殴れ」「《グレモリー》は取るな」「《アンサージュ》かわいい」、以上の4点を覚えて帰ってもらえれば十分かなと思います。
僕はA決勝にロイヤルで進出してスリーブ確定したのであとは気楽に遊ぼうかなーという感じです。ネクロ出たらもちろんマストピックで。
それではまた。