もの置き

てきとうに色々書きます

レッドログNo.1(20/03/09)

 しばらくブログに書くことなくて暇なので読んだ漫画とか観たアニメの感想をゆるっと記録していくことにします。印象的なことあった日は日記とかも書くかもしんない。「とにかく毎日なんかしらの文章を書く習慣をつけよう!」という趣旨なので、あんまガッチリしたのにはならんのでご容赦。

漫画

異世界美少女受肉おじさんと/池澤真(作画)・津留崎優(原作) (サイコミ 単行本未刊)

cycomi.com

 Twitterで告知が流れてきたので。Twitterプロモーション入り口の作品、結構多いのでバカにできんよなあと思う今日この頃。
 PC版だと3話しか読めないのでアプリ版での視聴推奨。

 俺も令和を生きるオタクの端くれとしてなろう系は読みまくってるし異世界転移ものなんて慣れっこ、主人公が幼女に化けるTSものだって定番中のド定番。しかしそこにBLを掛け合わせるだけで一気に新鮮味が溢れてくる。片方美少女だから絵面が華やかだし。
 そもそも俺は「関係性のオタク」を自認しており、NLとかGLとかBLとか気にせず「関係性さえ美味ければ性別はなんでもええやろ」と考えているんだけども、そこをいくとこの作品はめちゃくちゃ好みドンピシャの設定を持ってる。いいよね、友情とも恋情とも分類できない揺れ動く感情の狭間……。
 性別の壁を超えても気にならない「関係性のオタク」なら読んで損はないと思う。無料配布でもらったハート注ぎ込めば最新話までタダだしね。

 単行本は電子版が3/30に発売されるらしい。紙版の方は4月中旬にやや遅れての発売という珍しい形態。ビバ電子派。

SA07/津留崎優 (まんがタイムきららフォワード 既刊1巻)

www.amazon.co.jp


 上記作品から続けて作者買い。読んでて思ったけどこの作者さんネームがうまいっすね。

 美術系の専門学校を舞台にしたラブ……ラブ……? うん、まあラブ……コメ。とにかくどのキャラもバリバリに立ってて魅力的なんだけども、中でも主人公である茉愛ちゃんのキャラの尖りっぷりがこの作品の何よりの魅力。だと思います。
 言葉ではなんとも説明しづらいのでとりあえず読んでもらわないことには始まんないんだよなあ……。読んでみてくれ……。すっげえいいキャラしてっからさ……。

 んで、まあバリバリの「お仕事モノ」って感じではないんだけど、まがりなりにも美術系専門学校が舞台の作品なので、やっぱり含蓄ある教訓があったりするわけで。作中に出てきた言葉のなかに、「いいか? 絵は筋肉と同じなんだよ」というのがあったんよね。
 当たり前だけどこれ文章も同じだよねって。「一日一回しか腹筋しないのに腹筋バキバキに割れると思うか?」って言われて俺の心がバキバキになった。一日一回どころか一週間に一回も書いてねえんだわこれ。やべえ。というわけでこの文章は腹筋です。

アニメ

Re:ステージ! ドリームデイズ♪

anime.dmkt-sp.jp

 盟友そぉい氏の別に熱くはないプッシュを受け、神トラ初期メンで視聴会を敢行。

 実はましろ色シンフォニーとかいう伝説的作品の影響を受けて和泉つばす先生のTwitter垢は補足していたため、リステの存在そのものは相当初期から知っていたりした。けど、スタートアップが雑誌発信だったのもあり(そういう意味ではラブライブ!に近いものがあるかもしれない)、メインとなるメディア媒体に手ぇ出しづらくて、結局履修しないまま「微妙に気になるコンテンツ」として心の片隅に引っかかったまま今に至った経緯があったりなかったり。

 そういうわけで今回の視聴会は結構ありがたいものだったりしたのでした。センキューマイメン。

 で、肝心の感想なんですけど……なんていうんだろうな……なんて言えばいいんだろうな……。

 話の展開を見ればぶっちゃけ王道も王道。「廃部寸前のアイドル部に都落ちのアイドルの卵が入部、部員を増やして仲間たちと一緒に努力しながら、トラウマになっていた舞台への恐怖を克服しながら夢の舞台を目指し進んでいく」。これだけ書けばなんの衒いもない、悪くはないけど特筆して良くもないありふれた作品。各部員の設定も凝ってはいるし深みを窺わせるものの、なにぶん深いがゆえにか全12話構成の1クールアニメでは掘り下げが足りない印象もあり、アニメ単品ではやや物足りないとも言えるほどの出来栄え。

 なんだけども。なんだけどもである。この作品の本領は実のところストーリーやキャラの背景だけを見ていては伝わらない。

 例えば部活の名前が「謡舞踊部(ようぶようぶ、と読む)」であったり。例えばメインキャラの2人に「サウザンドキルエンジェル」や「ダークシャドウプリンセス」といった二つ名があって、さらにその後最終話に至るまでお互いに「エンジェル」「プリンセス」と呼び合ったり。例えば4人全員がリーダーを自称するユニットがあったり。
 そういう「こいつら酔っ払いながら設定決めたんちゃうか」とか「もっかい確認しときたいんですけど、これエロゲーじゃないよね?」とかみたいなツッコミを受けかねないノリを随所にぶっ込んできつつも、そのうえで適当さ、ぞんざいさを感じさせない出来にまとめている点。

 もう一歩突っ込んで言えば、「スタッフに愛されてる」ことを各所で感じる点がこの作品最大の魅力である。

 深夜のテンションの方で音ゲーもインストールして始めたけどこのゲームの運営もまあぶっ飛んでるのでもし始めたらお知らせを隅から隅まで読むことをオススメしたい。「だいたい2.5周年キャンペーン」ってなんだよ。

 ちなみに推しは長谷川みい、式宮碧音、緋村那岐咲。よろしゅうに。

特殊捜査0課 「#1.Y澤精肉店

obakensan.com


 3/8(日)16時30分回に参加。脱出成功。

 概要に関しては上記リンクをご確認のほど。

 謎解きコンテンツなんで下手なことは言えないんだけども〜〜〜〜〜〜〜〜〜めちゃくちゃ楽しかった。4600円出して参加する価値は全然ある良質な「体験」でした。めちゃくちゃ大雑把に言えば、脱出型のホラーゲームみたいな体験がリアルにできちゃう。

 オバケンさんのお化け屋敷に参加したことはないのでなんとも言えないものの、零狐春の、特にディレクションに関わったらしいリーチルククさんやMagic Penさんの得意分野はゴリゴリに発揮されてて「うお〜〜〜零狐春〜〜〜〜〜」って思いながら解き進めてた。
 かといっていかにも「これぞ謎解き公演!」みたいな問題を解かされる要素は薄めで、どっちかというとさっきも言ったような「脱出ゲーム」の要素の方が強め。特殊な発想の飛躍が要求されづらく、実は見た目に反して初心者にもオススメしやすいのでは? と感じたりとか。

 雰囲気は最of高。「ホラーっぽい空気感は大好きなんだけど急な大音量とか物陰・背後からの急襲みたいな『ビックリさせる』要素が苦手で……」みたいな人はぜひ行ってほしい。というより行くべき。「そういう驚かしを排除したホラー」をコンセプトに据えているだけあり、まさしくそのものというようなクオリティに仕上がっていました。
 最初メインとなる部屋に入った時の不気味さは本当にヤバかったよ。流石の一言しか出てこなかった。
 なんならY澤精肉店の佇まいがまず怖いんだよな。その辺も含めて演出や雰囲気の妙は最初から最後まで絶好調。

 結構ガッツリ目のゴア描写があるので血やモツが苦手な人間にはオススメできないものの、グロ平気なら是非行ってみてほしい。総参加チーム数聞いたけどクオリティの高さに全然見合ってないので体験にお金払うことに抵抗ない人間はお友達をお誘い合わせのうえ行ってみてくりゃれ。これが埋もれるのは本当に勿体ないと思うから。