もの置き

てきとうに色々書きます

日本一決定戦2019に行ったよブログ

 今回の日本一決定戦2019、カバレージチームにお呼ばれされてライターとして初参加いたしました。

 終わっちゃったなあ。

記事をいっぱい書きました

 今回の一番の思い出なんですが、マジで死ぬほど文を書きました。記事にして合計6本、そのうち4本は日本一決定戦の当日中に書いてます。頭燃え尽きるかと思った。

 個々の文量自体は正直大したこっちゃないんですが、人生を振り返ってもこの密度で全然方向性の違う文章をたくさん書いたことはちょっとなかったかなと思います。

 ……実は「スケジュールがハードなので準々決勝については先輩ライターの方に代わってもらうことになるかも」という話も出てたんですが、あまりにも1本目のカバレージが楽しすぎたので死ぬ気でどうにかして2本目も書かせてもらった、という経緯があります。

 自分を追い詰めたのは自分だったんですが、結果的に書いて本当に良かったなぁと思いました。無謀を受け入れてくださったカバレージチームのみなさんもありがとうございました。

事前記事

 幸いにして大変ご好評をいただいた事前記事ですが、結果として全国のメタゲームはてんで違った形でした。

 あくまでも環境の大枠のまとめであって予想ではないので、外したことそのものはまああんまり関係ないんですが、それでも心残りが1点ありまして。

 これはTwitterでも何度か喋ってるうえでまだ驚かれるんですが、僕は基本的にCSに出ないです。

 枠争奪戦に参加する時間も実際に大会に参加する時間もないとか、あんまり自分が競技的プレイをやること自体がそれほど好きでないとか、色々な理由がありますが、まあ出ないです。

 なので、そのスタイル上、記事の内容を詰めるのは「情報の収集と分析」に限定されます。

 そうするとやっぱり、ギャップが生じるんですよね。

 いくら動画や棋譜を視聴し動きや相性を確認して、入賞リストを隅々まで読み込んだとしても、最前線で戦っている人たちとは見えるものがどうしても違ってきます。

 どちらの視点にも価値があるものだとは思っているんですが、つまり、どっちの視野も持てるのであればそれが最強ですよね。

 とある方に背中を押されたこともあって、ちょっと今後は頑張って時間を作ってみようかなと思います。出られるかは分からないけど(マジのガチで土日に時間がないため)、せめて会場に足を運んで空気を吸うところまでは。

メタゲームブレイクダウン

 こちらも計2本。

 メタゲームブレイクダウンを書くのは初めてだったうえに、特にアドバンスの方で顕著だったんですがかなり時間に追われながら(先述した通り、これは自業自得です)書いたので結構アラもあるなーとコッ恥な思いもまあまああります。焦らずにもうちょいブラッシュアップした方が良かったかもー。かもかもー。

 メタゲーム自体も見るべきところはいっぱいあるんですが、個人的に一番伝えたかったのは、オリジナル記事の総括で書いた部分です。

 この大会は、確かに「2019年の決着」でした。それ自体はどうしようもなく正しいし、この大会が開催されたことで関係者各位が抱えていた心残りを解決できたのは、何よりも大きなことだったでしょう。

 であると同時に、それでもやっぱりこの大会は2020年度、2021年度を経て、それらが積み重なった2022年度、「今この時」のデュエル・マスターズの結実であるとも思うのです。

 2022年6月12日、本来の開催予定日である2020年3月から2年余り。ようやくデュエル・マスターズの2019年は終わりました。それでも、本大会で築き上げられたメタゲームは、紛れもなく2022年という「今」のデュエマの姿なのだと。

 そのことだけは、せめてどこかに記録しておきたいと思ったので、あのような結びにしました。

 約2年という期間の重みは、先輩が書いてくれるだろうしね。

バレージ

 予選Round2(アドバンス)で1本、準々決勝(オリジナル)でマッチ戦を1本。

 「こんなにオイしいとこもらっちゃってなんだか申し訳ないなあ!」って思っちゃうぐらい、どちらもドチャクソおもろい試合でした。元よりいい試合を取らせてもらったので、カバレージが面白くなるのは必然ッ……! という感じで、個人的にはめちゃくちゃゲタ履かせてもらった感覚です。

 イヌ科選手、ユウキング/わいきん選手、おんそく選手、香夜選手。素晴らしい試合を本当にありがとうございました。

予選Round2 イヌ科vs.ユウキング/わいきん

 この試合は書きはじめる前までガチガチだったんですが、実際にゲームが始まると目の前で繰り広げられる光景が楽しくて楽しくて、最後のインタビューの時には目を爛々と輝かせて早口オタクになっていた記憶だけがあります。

 おそらく今大会でここまで「見たこともない」プレイヤーが多いであろうニッチなカードが飛び交った試合は他にないでしょうし、そこにデュエマ大好きボーイであるところの僕が立ち会えたことは、ある種の運命であると本気で思ってます。

 2022年に《ローラー雪だるま》が勝着になるゲーム、何の記録にも残らないのもったいなすぎるでしょ。

 ただし1点だけ、ユウキング/わいきん選手が《神秘の宝箱》で《悪魔神ザビ・イプシロン》を置いた瞬間にデッキの勝ち筋に気付いて「そういうことか……!」って声が漏れてしまったのは、外部の要因であるところのライターとして本当に、ほんっとうに良くなかったので反省してます。

 対戦後に両選手に直接謝罪しましたが、この場でも改めて謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした。

 この対戦のライティングをするうちに、カバレージチームの中で僕は「デュエマ大好きボーイ」のポジションを意識するのがいいんだなと改めて気付かされました。進路指導の先生みたいなゲームです。感謝。

準々決勝 おんそくvs.香夜

 予選Round2とはヒリツき方のレベルが違う、決勝トーナメント第1回戦。

 【JO退化】じゃないデッキ同士の対戦はこの準々決勝における特異点であり、両選手に対してそのデッキチョイスに至った理由もインタビューしたかったので、大会における位置付けとしてもかなり特殊なマッチでした。

 ところで、1つの長テーブルに2組が入って対戦する予選と違って、本戦って長テーブルのど真ん中で1組だけが試合をするので、お誕生日席に座ってるライターからは盤面のカードがかなり見えづらいんですよ。

 おんそく選手は自身の全ての行動を明確に宣言してくださるのはもちろん、香夜選手のマナセットや《Disジルコン》で墓地に落としたカードまで声に出して確認を取っていたので(ご自身がカードの認識をミスらないため、というのももちろんあるのでしょうが)、めちゃくちゃ記録が取りやすくて初心者カバレージライターに大変フレンドリーでした。

 叶うならモスト紳士プレイヤー賞をさしあげたいです。

 ベスト4への進出をかけた試合ということもあり、カバレージにも書いた通り、緊張からかお互いに大きなミスが発生したのが最も印象的な部分でした。

 ただいるだけなのに腹の底が掴まれるような独特の緊張感、鉄火場に慣れた強豪選手でもミスしてしまうのは本当に仕方ないと思います。あの重苦しさには耐え難い何かがある。

 やらかしぃの僕があの場面にいたら1回どころじゃないぐらいミスをしてると思うので、やはりすごいプレイヤーはすごいと思いました(小学生並の感想)。

 かなり試合時間が長かったこともあり、全部がこの卓待ちの進行になっていました。決着してすぐに大会進行の運びになってしまったので、おんそく選手は次の試合の準備へ。じっくりと話を聞ければもっと良かったんですが……。悔い。

 一方の香夜選手には終了後にお時間を頂戴し、いくつかの質問にお答えいただきました。負け試合の直後で申し訳ない気持ちもあったんですが、本当にいい笑顔で「いい経験でした、楽しかった」と答えてくださったのが印象的です。

 勝つことに大きな価値があるのはそれはもう当然なんですが、「負けたから価値がない」なんてことは決してないのだと改めて感じ入った時間でした。その発露があの結びの文にも現れています。

楽しかった!!!

 これに尽きる!!!!!!!!!!!

 本当にめちゃくちゃ楽しかったです。またやりてえ。すぐやりてえ。

 「「「最高」」」」のデュエマを全身に浴びて、めちゃくちゃに文章を書きてえぜ。

 また会える日を楽しみにしてます。それでは。