もの置き

てきとうに色々書きます

【2020.6】まちカドまぞく最新話感想書くよ

 久々の表紙まぞくだーーーーーーーーーー!!!!

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 優勝。

 なんかもう本当に全部良くて相変わらずいづもせんせえは1枚絵めちゃくちゃ上手えな〜って感慨にふけるんですが、僕が特に好きなのは千代田の眼ですね。なにこの目尻の落ち方。お前そんな顔すんのか。可愛いなオイ! 本編がここしばらく逼迫した内容でまなじりツンツン千代田ばっかりだっただけに、こういうとこで緩んだ顔見ると「千代田……」ってなりますよね。早くこんな顔がいつでも出来るようなせいいき桜ヶ丘になってくれるといいよな……って感想を言うと脳内の厄介千代田オタクが「いや今の千代田は今の千代田で幸せだと思うんだが???」ってFF外から失礼してくるのでダメ。

 あと吉田。吉田お前な。そのお胸のサイズでウエストマーク入れるといろいろ危ないでしょうが!!!! ウエストマークは服が胸のとこからすとーんってなる寸胴スタイルを防ぐためのものだし……と思うもののその位置は流石に高すぎでないか? とも思う。シャミ子は悪くない、悪いのは我々。あといづもせんせえ。せんせえのイラストからはたまに乳を描くことに対する並々ならぬこだわりを感じて好きです。

 陽夏木ミカンさんは……美人だしお洒落だしなにも言うことがない……完璧……。今日も推しが美しい。最高。
 トップスのさっぱりとした黄色に淡い赤色のボトムスはピンクグレープフルーツを思い起こさせるカラーリングで、陽夏木さんのイメージにジャストフィットなんですよね……。どっちも優しい印象の色合いでこのままだと全体的にぼやけちゃいそうなところ、ゴツめの幅広黒ベルトがキュッと全体の印象をまとめ上げてくれててパーフェクトですね。まぞく界のオシャレ番長は伊達ではないのだ。
 こっそりシャミ子のポテトに柑橘類を絞ってるの好き。

 リリっさんは子孫に膝枕されてよかったですねぇ〜〜〜! ってなる。実は幸せに暮らしてほしいランキングNo.1(僕調べ・対象者1名)なのでこういうシーンめちゃくちゃウレシ……。ちょいちょい私服描写も増えて、リリっさん=ストリート系のイメージが確立されてきた感がありますね。リリっさんコーデの千代田とかめっちゃ見たいな〜〜〜。全員で千代田を着せ替え人形にする回やってほしいですね。いつの日にか。

 表紙語りはこの辺で止めといて、そろそろ本編の話に行きましょうか!


(ネタバレ防止ごせんぞう)

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 扉絵かわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

 ごせんぞが実体化してからとんと出番のなかった依代ちゃんが久々に見られて私は嬉しい。可愛いですね。
 セーラーシャミ子……いいね……。一応学校の制服も分類的にはセーラーに入るのかな? とは思うものの、クラシックな水兵さんの制服を着ているとまた違った魅力が出る……。個人的にシャミ子ってレトロ系の服装が似合うと思うんですよね。いいよね。

 7ページ。

 「しらんが?」の千代田のテンション好き。こういう顔もっと見たい(表紙イラスト感想との矛盾)。

 爆発の仕組みは(あってるかわからんけど)、逆宇宙服みたいなものらしい。
 今まで内側からのデータの圧力と外から加わる圧力とで釣り合いが取れてたところ、データが消滅したことで内側からの圧力が急に無くなったから、外からかかる圧力が相対的に極端に大きくなって、どかーん。大きくなって→どかーんの飛躍が凄すぎる。
 一応この感想書くために超新星爆発のメカニズムについて調べてみたんですけど、まだ具体的に「こう」という仕組みがわかってるわけじゃないそうですね。難しい。まあなんやかんやで、自身の重力に世界が耐えきれなくなると爆発するらしいです。宇宙ってやばい。

 8ページ。

 「運動神経の若干の課題あり」。懐かしい響きすぎてすぐにどこで出てきた言葉だったか思いつかなかったわね*1! 聞き覚えのあるネタが飛んでくるとネッチョリオタクスマイルが出てしまう。性。
 桃の認識が当時のそれそのままで、タイトルのとこはシャミ子自身の認識か、あるいは客観的事実か。
 手負いの亀より遅い人間(まぞく?)って歩幅何センチですか。

 「ときどき勘が良い」というのはやっぱりぐしおんちゃんと同じ要領なんでしょうね。ただ、単純に能力がグレードダウンされてるだけではなくて、純粋にいろいろと知らないことが多いなーというのがしおんちゃんの不思議ポイント。「ページを切り離し」てできた存在だから他のページを参照することができない? 前回までの説明や今回の電子書籍版の存在を考慮すると、グシオンそのものが「魔導書」あるいは「歴史書」のようなものであると仮定すれば、今のしおんちゃんは「自分の構成元となったページに載っていること以外はわからない」、というような立ち位置でしょうか。
 電子書籍版のグシオンの詳細がわかるとまた何か進みそうな気配はありますね。

 「千代田さんこのこと知ったらシャミ子ちゃん連れてこなかったしぃ…」のところは、しおんちゃんファインプレーと言うべきなのか。当然シャミ子が来なかったらぐしおんちゃんから情報を託されることはなかったわけで、そういう意味でしおんちゃんの判断は良かったといえるものの、そもそもぐしおんちゃんがここまで推測しきっていたのかは未だ見えず。「この状況下でしおんはシャミ子を連れてきてくれるように誘導するはず」→「だからしおんと直接相対して簀巻きにし、しおんの偽物として出てきた」という推測のもとでぐしおんちゃんが動いていた可能性も大いにあるので、彼女の意志がどのあたりまで介在してたかは……。

 9ページ。

 ごせんぞ(ぞうのすがた)久しぶりぃ〜! いやいろんな媒体でさんざっぱら擦られたおした愛すべきごせん像なのであんまり久しぶり感ないですけど。その貫禄はもはやまちカドまぞく界のピカチュウ
 唐突なメタ視点になるんですが、ここまで便利な小道具があると話回すの楽そうだな〜って思っちゃいますね。ツヨイブキーもそうですが、便利アイテムが一本あると話に幅が作りやすくて良い。たまにちょっとお話を書いたりする人間の端くれとしては、こういうアイテムを自然な流れで出してくるのもシナリオ構成のテクニックのひとつだなと感じます。

 2コマ目の着弾の構図やエフェクトの入れ方もいづもせんせえお得意のやつですよね。4コマでは定番っちゃ定番のテクではありますが、コマや吹き出しをブチ抜く空間の使い方は僕の大好きなやつです。こういうのがほしい。

 出口が遠かった原因について考えてみる。

 8ページに「元世界とこの世界の距離は無い」という表記があるということは、「間違いを直せば直すほど距離が近づいていき、最後には距離がほぼゼロになる」という解釈が妥当でしょうか。そうなると、「予定より距離が遠い=軽微ながらまだ間違いが残っている」ということ? もしかしてぐしおんちゃんが消滅せずに電子書籍版として残ろうとしたことと何か関連があるんでしょうか。あるいは「ウガルルちゃんが壁開く場所を間違えた」という可能性もあるかなーとは思いますが、ミカンがついててそんなミスが起こるとも思いづらいので、なんらかの軽微な間違いがどこかにあるんじゃないかなーというのが僕の推測です。

 って思ってたんですけど、今10ページ確認したらそういうことじゃないっぽかったですね! 詳細は後述。

 最後のコマは見事な8ページ目ラスコマの踏襲。4コマ漫画ってこういうことなんだよな。味ついてて美味しいです。

 10ページ。

 \桃よ/←好き

 イケモモムーブを目の当たりにしたシャミ子の顔。なんだその感情は。複雑すぎる。
 しかし千代田も彼女面したりイケムーブしたりどつき漫才のツッコミやったり忙しい子ね。「この子はこういう役」っていう風に型にはめず、その場その場でいろんな表情を見せてくれるのにその上で「ぜんぶ千代田桃だなー」ってちゃんと思えるのがまちカドまぞくの好きポイントです。キャラが生きている。

 で、「出口が遠かった原因について考えてみる」の続きなんですけども。
 精読していなかった時は軽ーくスキップしちゃってたんですが、これ10ページ目2本目のタイトルに答え書いてあったんですね。
 この空間が「データ」で構成されているのは7ページ目の説明にあったとおり。つまりこの空間から物理的なモノは持ち出せないので、持って帰れるものもまた「情報」になります。情報の量を質量や体積に変換して視覚化される空間であるとすれば、グシオン(電子書籍版)のデータ量の大きさを実空間に反映するとかなりのものになって、それが世界間のギャップとして反映されちゃってたんですね。

 それを踏まえて最後のコマを見ると、ぐしおんちゃんが最後のコマで「シャミ子ちゃんごめんねぇ><💦」って言ってる意味もわかり……ぐしおんちゃんが絵文字使ってるの可愛いな!!!

 11ページ。

 四捨五入して2メートル。走り幅跳びで2m未満!? 女子高生の平均ってどんなもんだと思って調べてみたんですが、走り幅跳びって結構記録残さないらしくてあんまり信頼できる情報がなかったんですよね。でもだいたい3mちょいくらいらしいです。シャミ子や……。しおんちゃんも大概ですけど……。

 千代田よ、仮に筋トレしてたとしてもこの状況ではあんまり影響なかったと思うよ……君だけだよ……。
 千代田の常軌を逸した筋肉変換効率もなんかしらの原因がありそうな気はするんですよね。ふつうああはならない。

 12ページ。

 セカンドハーヴェストフォーム! セカンドハーヴェストフォームじゃないか!!! ちゃんと4コマの壁をぶちやぶってるあたりにいづもせんせえのこだわりを感じる*2
 しかし改めて見ると本当にクソダサきこと山の如しだな……。なんなんだそのマント……。

 左の1コマ目、千代田の太ももがめちゃくちゃたくましくて惚れる。妥協がないですよね……脚力を考えると桃の太ももは太い。太腿太桃。当たり前なんだよなあ。こういうとこちゃんとしてるの好きです。
 
 今回のモスト大爆笑ポイントは「(セリフ)しってる? 桃の花コトバ…私は知らない」でした。マジでなんなんこれ。シャミ子と同じ顔になった。早くアニメになって劇伴ついてほしい。2期はよ。

 13ページ・14ページ。「無事でよかっ…あっ…」に全てが詰まってる。

 千代田、こういう時めちゃくちゃ根に持ちがち。結構めんどくさい女なんだよな。
 「クソダサきこと山の如し」とミカンに一蹴されたのめちゃくちゃ覚えてますよね桃さん。

 左1コマ目の「…何か言いたいことあるかな」も最初の変身時にやった流れを踏襲してて嬉しい。あの時は嘘つけないのしっぽでしたけどね。シャミ子は全身嘘をつけない。けっこうこういう設定好きだと思ってたんですけどこのシュールさにはあんまりついてけてない感じなんですよねー、シャミ子。なんなんだろうな。やっぱりダサいからなのかな。

 しおんちゃんの予想外のツボ。

 こんな感じの感想を前々回あたりに出してたんですが、どうやら断片であるしおんちゃんにも好みは引き継がれているらしく。
 ファッション的な部分はどうでもよくて、求められる機能を達成するためにどれだけ無駄なく・効率良くリソースを割けるかがしおんちゃん的な「美」の観点。桃の新フォームはお眼鏡に適ったようですね。

 自分のこだわったところ褒めてもらえるのって嬉しいだろうなあ……。「速度や機能のことをいろいろ考えて」作ったのをその部分ガン無視で全否定されて闇落ちしたあとのこれはそりゃ落ちる。
 摩擦係数マイナスとかありえんこと言ってるけど(魔法、なんでもありすぎる)、そんなことよりも「千代田さんはみんなを守るためにこのギミックをすごくすごく突き詰めて考えたんだねぇ……♡」がここのクライマックスなんですよね。

 あとこのコマのミカンさんの目好きすぎる。オタクに優しくないタイプのギャル。でも実際僕が子ども連れの親で地べたに這いつくばって女の子の足を観察する人の近く通りががったら、見ちゃいけませんって言っちゃうと思う……。

 というわけで全員生還すっきり解散。何はともあれ桃としおんちゃんの関係がギクシャクせずに解決したのはよかったなー。まあ不和って形にはならないと思ってたんですけどここまで急激に改善されるとちょっと面食らっちゃいますね。

 推しの良さを理解しきれていなかったまぞく、オタク的に汎用性が高くていいですね。こうやって感想書くようになってからめっちゃ細かいとこまで見返すようになったんでいろいろと気付きが増えましたが、まだまだ理解しきれていないところは多いもの。推しの良さが理解るまぞくになりたい。

 今回はこんなところで。そういえば感想では意図的に心理描写についての言及は極力外しているんですよね。彼女らの気持ちは彼女らにしかわからないので下手なこと言いたくないというのもあり、「そもそも語られるまでもなく必要な部分は行動に滲み出てる」と思うので。あまり言及したくないといいますか。なのでいわゆるエモエモ感情語りみたいなのはしないスタンスですが、よければ今後もお付き合いいただければ。

 いったん話がひと段落したので来月以降どうなるんでしょうね。全くわからんので楽しみです。それでは。

*1:第1巻7丁目の桃の台詞「……いや…えっと…運動神経にとうてい無視できない大変な課題を抱えているだけで その」

*2:初めて変身した時のタイトルが「桃色さん、4コマの壁をぶちやぶる」でした。