もの置き

てきとうに色々書きます

レッドログNo.17(20/03/29)という名のきららキャラット2020年5月号のまぞく感想羅列記事【ネタバレあり】

 油断するとすーぐ忘れる。昨日はスフィンクス解いてて飛びました。不甲斐なし。
 あと今回はフル尺でまぞくオタク語りします。置いてかれるんじゃねえぞ。



 だいたいこのツイートで語り尽くしちゃった感じあるんですがまちカドまぞく一枚絵の好きな要素全部載せてる〜〜〜〜〜って感じで大好きです。ラブ。シャミ子のヘアアレンジが言うことないのはそうなんだけどさあ、このジャンパーのハードさ見てくださいよ、ねえ! そして桃のフェミニンさを見るのだ! もうわかりますね? 桃がメス。教科書にも載ってるんだよな。

 やっぱりいづもせんせえの私服イラストに対する並々ならぬこだわりがさ〜〜〜大好きなんだよな。クソダサマウンテンの桃なので自分でこんな服選ぶとは思えないし、何より桃のバスケットを見るじゃないですか。ストラップがね。可愛いじゃん。桃のチョイスだったらここはたまさくらくんなわけですよ。ということはこれは絶対まぞく界のオシャレ番長たる陽夏木ミカン大先生の作品ってことじゃないですか。そういう細かい設定みたいなのがちゃーんと絵に現れてるのがえれえんだわ。サイコー。

 シャミ子はもうね〜〜〜〜〜〜アップヘアが激キュート! なんか編み込んでるし! ハーフアップ? って言うんですかね? かわヨ……。アウターのこの……なんて名前なんだろうこの……とにかく……ジャケットがすげえんだよね。それでいて中はさ、しっとりおしとやかに黒のブラウスと編み上げのスカートで決めちゃってさ……なんだよこの可愛い生物はよ……。手首に主張するごせんぞうも+4000点。これにはリリス様もニッコリ。

 扉だけで800文字書くぐらい好き。最高なんだわ。

 ぐしおんちゃんの正体は魔導書だった! (前回の最後に「最後の1ページ」とか言ってたのでそれはそう)
 83ページ4コマ目のまぞくしっぽね。こんなもんぐしおんちゃんじゃなくても考えわかるってなもんでさあ。

 84ページ。
 「まぞくのグシオン…結構長生きだった……」というセリフがあるけど、まぞく基準の長生きって何年なんだろうなってなるよね。元ネタ通りのグシオンだとしたらそれこそソロモン王の時代には少なくとも成立してたわけで、彼の生きた時代が紀元前1000年とからしいので、3000歳ぐらい? リリっさん4000歳ってこと考えるとやっぱ相当えらいまぞくなんだなリリっさん。

ja.wikipedia.org

 ちなみにリリっさんの元ネタもついでに調べてみた感じ、紀元前1950年ごろにリリっさんと同一視される存在のレリーフが発見されていたらしく、「だいたい4000歳」と言う設定はここから取られたものかもしれない。まぞく豆知識のコーナー。

 「まぞくの脳内トークショー」好き。中身めっちゃ気になるけど番外編とかで補足されるのかな。単行本が待ち遠しい〜。ここの台詞回しというかギャグセンスというかが、めちゃくちゃまぞくっぽいと感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしですか? 僕はまぞくを読んでいます。

 うにゃ桃。猫。ここはアニメ化されてCV.鬼頭明里のパワーを発揮するべき場所ではないですか? どうなんですか??? ここに関してはここちゃんシャミ子のクッソテンション上がった声もめっちゃ聞きたいんだよなぁ。まぞく3期、お待ちしております(2期はやるので)。

 で、小倉(メガネなし)が簀巻きで放り込まれた屋根裏ひみつ収納なんだけど、どうしても避けて通れないのは「現実のばんだ荘にもこの収納スペースあるはずだけど(最終的にこれを間違いとして消さずとも結界の修正が完了したため)、その中には何が入ってるの? ってとこなんだよね。なぜかご丁寧に空気通すための筒まであるし、まあ魔法少女の襲撃からまぞくが身を隠すためのシェルター? とかそういう考えもできなくはないけど、廃墟ごと吹っ飛ばされたらおしまいだしなあ。
 ぐしおんちゃんが改めてメガネのないしおんちゃんのために通気筒を作ったのでなければ、人や動物がここに入ることが前提として考えられてるってことだよね。なかなかになかなかだなあ。でもパニックでうやむやにされそうだからこの伏線はきっちり覚えときたいでござるな。


 85ページ。
 「元の世界のばんだ荘に住めばいいのでは?」シャミ子ならきっとそういうと思ってたし、最終的にそうならないとも思ってた。期待するところを外してくれないのはやはり信頼できる書き手であるな。しかしだシャミ子! 幽体離脱は今の若い子には通じないぞ!
 これは余談も余談の与太話なんですが、まぞく連載開始の2014年を基準に考えると、ザ・たっちのブレイクは2005年ごろで、だいたい作中時間の9年前ということに。劇中の大きな出来事は概ね10年前であることを考えると、病気が良くなって家に戻ったシャミ子がテレビでザ・たっちを見てハマった可能性は全然ある。ついでに、現実ベースで考えると今の中3〜高1ぐらいの子までは当然ザ・たっちの一番ブレイクしてた時期を知らないということでもある。ヒエッ……

 内緒話の理由は一応のところ「桃に聞かせたくない」ということになってはいるけど、どうなんだろうね。もちろん外にも情報漏らしたくないっていうのはあるんだろうな。ぐしおんちゃんの推測力なら「シャミ子の胸のブローチは通信機器である」「自分の声は正しい形で外に届いていない」ぐらいは推測できてもおかしくはない気がする。
 裏切りがどうこう、というよりはぐしおんちゃんが素直に喋っている通りに桃が凹むか凹まないか、という基準でFAなんじゃないかなーと思ったりもする。もっと直接的に他のメンバーを疑ってるならシャミ子にちゃんと忠告もするだろうし。人の口に戸は建てられないので、どこから桃に話が漏れるかわからないことを心配したのかなーとか今は思ってます。

 「情強」とかこういうスラングがさらっと出てくるの見るといづも先生がネトゲ畑出身だったことを思い出す。当時の同人誌、ちょいちょい買い集めてます。サンキュー駿河屋。本当はいづも先生にお金が入る形で買いたいんだけど、こればっかりはどうしようもねえやな……。
 先生、アンソロ以外の過去作ってECO(これもまたネトゲ)のコミカライズしかないんで、いづもイズムを摂取できる手段が限られとるんやな。艦これのアンソロとニューゲームのアンソロは買いました。やっぱりこの人漫画がうまいんだなーって良くわかるよね。普通の漫画のコマ割りもめちゃくちゃうまいので、まぞくの仕事が落ち着いたらフォワード方面に進出してくださったりするといちファンとしてはめちゃくちゃ嬉しいなって思う。でもお体にはお気をつけて……。

 86ページ。
 ぐしおんちゃんと桜さんの関係=小倉とシャミ子の関係。そう考えると結構仲はよかったんだろうなって。でもあのパワフル桜さんがぐしおんちゃんに振り回されてる様子はちょっと想像できない……。桜さん、ヨシュアさん、ぐしおんちゃんあたりの親世代組の関係性もそのうち描かれてほしいですよね。というか物語的にキモなので絶対やると思うんだけども。

 ぐしおんちゃん透けの件に関しては、今いるこの部屋が元ぐしおんちゃんの住んでた部屋だったことを考えれば容易に想像がつくよね。「間違いの範囲を『この部屋』に設定することで、部屋の付属品としてぐしおんちゃんの本体=本を間違いの一部として残すことができた」みたいな感じなんだと思う。この部屋の間違いを正さないと出られないけど、この部屋の間違いを正すとぐしおんちゃんは消えてしまう。だからぐしおんちゃんが一緒に帰ることはできない。そんなとこかな。

 Twitterのほうで長々と話したんですけど、まちカドまぞくは多分に世代交代の要素を孕んでいて、あくまでも「シャミ子と桃がまちカドを守る」物語なんですよね。だから、親世代であるぐしおんちゃんが残ってあれこれするのは、物語の意図にそぐわない。んじゃないかと思うんです。それを果たすべきは、今の小倉しおんちゃんだからね。

 だからぐしおんちゃんが消えたのは、物語の長期的視点において必然。彼女はあくまで歴史であり残滓なのだから、短期的な視点においても必然。ここでぐしおんちゃんが消えないようにする展開はかなり無理があるように感じていたので、落ち着くところに落ち着いたなという感想でした。

 87ページ。
 「メガネが最後の間違い」って表現楽しすぎる。メガネをツヨイブキーするとしゅわーんって消えるはずだったんだろうか。面白いけど僕はメガネ属性持ちなので認めませーん。
 同じコマの小倉の哀愁漂う表情も大好きなんだよな。小倉って感じする。

 桃に小倉小倉って雑な呼ばれ方しすぎて若干スネてるのか、「小倉は」から話しはじめる小倉が可愛い。こういう客観視した戯画的な話し方ツボなんだよな。
 あと今回一番好きなセリフが「メガネの差で敗北」。普通に考えれば「視力が発揮できず負け」ぐらいの意味なんだろうけどなんとなく「メガネの差が戦力の差」みたいな聞こえ方して楽しい。

 そのあとの「役に立つ子と思われたかった…」とか「私が下位互換の小倉なのかもぉ…」とかいちいち小倉っぽいし可愛いんだよな小倉……。5巻の大乱闘あすらブラザーズのあたりから小倉が可愛くてしゃあない……今一番好きなキャラ陽夏木ミカンさんで2番目に小倉が来そうなぐらいには小倉好き。いいよね小倉。
 まあ小倉にとってはゆるっと信用してくれるシャミ子はともかく、やたら警戒心の強い魔法少女組に信用してもらうのは結構死活問題なんだろうなぁと思いますよね。生きるか死ぬかの瀬戸際と日々戦ってるわけで。

 88ページ。


 だいたいこの辺りに言いたいことが纏まっている。

 ぐしおんちゃんの情報は赤外線通信で届くらしい。すごいな古代のまぞく。あと後ろでこっそりアンテナバッキバキになってるけど、契約したてのケータイバッキバキにしちゃってお金的に大丈夫なんですかね。千代田・財産・パワーでどうにかなるのかな。

 結界脱出の方法はここまで伏線っぽいのなかったのでなんか新ギミック登場しそうだなーって気がしてる。来週以降の展開がマジで読めんでめちゃくちゃ楽しみですね。


 さて、今回はこんなあたりでしょうか。ここまでで4600文字ぐらい。書いたねえ! まぞくは一コマ一コマが愛おしいからやろうと思えば無際限に内容濃くしちゃえるんだよな。ほんまに最高やわ……。今回の話で真ん中の山場? くらいですよね多分。ここから6巻のクライマックスに向けて大きく話が進む展開になるはず。良ちゃんがフラグ立ててたのでこの辺も絡めて、ばんだ荘の結界維持としおんちゃんの離脱騒ぎみたいな話になるのかなーとぼんやり考えてはいます。いやあほんまに来月が楽しみだな……。ひとつの漫画のために雑誌定期購読するのって幸福度合い高いね。

 それではまた次のまぞく連載日にお会いしましょう。じゃあの。