ああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!ああああああああああああああああああ?!!!??!?!??!??? pic.twitter.com/rH7gz7wHAc
— レッド@yk800 (@yk800RED) November 11, 2019
まぞくイベント参戦決定!!!!!!!!
というわけで今週末は東京にいます。イベント参加するのでよろしくはできないですが近況報告です。
どうも、レッドことyk800です。新商品「ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」「ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ゼーロのドラゴンオーラ」の発売を翌週に控え、先週末は現在のプールでCSが行われる最後の週となりました。
トーナメントシーンの出した結論はどのようなものになったのでしょうか? 改めてチェックしていきましょう!
先週末の結果総まとめ
まずは先週末(19.11.9〜19.11.10)に行われたCSの結果を見ていきましょう。
(※元となった大会結果は田園補完計画さんからお借りしています。また、情報の抜け・漏れがある可能性がございますことをご了承ください)
やっぱり【火水自然ミッツァイル】がNo.1!
先々週は他勢力とほぼ横並びだったはずの【火水自然ミッツァイル】でしたが、この円熟した環境末期においては2位の【火水万軍投Jミッツァイル】に対してダブルスコアでの堂々1位。環境覇者の下馬評に違わぬ高いパフォーマンスを発揮しました。
やや苦手とされていた【火水万軍投ジョーカーズミッツァイル】は強力ながらも非常にメタの張られやすいデッキであり、環境での周知が進むにつれて勢力を徐々に弱めていきました。二番手につけていることからもわかる通り、それでもなお勝てるデッキではあるのですが、当たり前に意識されるようになると苦しい部分が大きいのは確かです。
今週は入賞デッキタイプの種類そのものは例週より少ないものの、5入賞2デッキ、4入賞3デッキと、祝日なしの2日週であったにも関わらず中間層が分厚くなったことが目立ちます。これらの多くは「【火水万軍投ミッツァイル】か【火水自然ミッツァイル】のいずれかに強く、もう片方に対しても五分近くが取れる」デッキ群。ここだけ聞くと「それって最強デッキじゃない?」と受け取ってしまいそうですが、現環境には対応力に優れる【水闇ハンデス】やメタクリーチャーの豊富な【火光ビートダウン系】のデッキなど妨害手段の多いデッキも上位近くに揃っており、それらには強く出られないために母数が伸び悩んでいるようです。
特に「【火水万軍投Jミッツァイル】に勝ちに来たデッキ」は【火水自然ミッツァイル】をやや苦手とする場合が多く、かつ【火水万軍投ジョーカーズミッツァイル】にはピンポイントなメタが比較的通りやすいものの【火水自然ミッツァイル】はコンセプトレベルで有利を付けないと対策は困難。であれば、【火水自然ミッツァイル】には及ばないものの十分に大きな勢力であり、メタることで勝てる可能性の高くなる【火水万軍投Jミッツァイル】を意識した構築に寄せるのは比較的理に適った選択であるとも思います。
このような経緯も相まって、今週の「【火水自然ミッツァイル】爆勝ち環境」が形成されたのではないでしょうか。
「DMEX-07環境の結論は【火水自然ミッツァイル】だった」と言って差し支えない結果に落ち着いた先週末のメタゲーム。今週末の新プール追加によって彼のデッキはますます強くなってしまうのか、それとも……?
今週のトピックス
トップ勢はあまり代わり映えしない顔ぶれなので、今週は中堅層から【デッドダムド】をご紹介。先週の時点でトップ5の一つ下に付けていましたが、今週は見事5位タイの位置につけました。
現在生き残っているこのデッキタイプには大きく2つの軸があり、一つが《龍装艦 チェンジザ》+《「本日のラッキーナンバー!」》を強く使うことを意識した構築。もう一つが《Wave ウェイブ》+《マナ・クライシス》でテンポを取りながら横へと広げ、《虹速 ザ・ヴェルデ》と《SSS級天災 デッドダムド》のパッケージを盤面処理の手段兼2打点として割り切った運用をする構築です。これらはある程度複合的な運用が可能で、《チェンジザ》と《Wave ウェイブ》を両立した構築なども散見されました。
《オコ・ラッタ》、《バイナラシャッター》の登場により信頼性の低下した《無修羅 デジルムカデ》、リソースこそ稼げるものの1ターンの隙を作ってしまう《禁断機関 VV-8》といったカードを減量・あるいは完全に排して、現環境においては遅すぎる3→5→6のルートの比重を軽く。2→4→5のルートを強く意識し、また《VV-8》の減量に伴って不足しやすくなったリソースと打点を、
・2→4で撃ったランデスや《「本日のラッキーナンバー!」》をおかわりしながら5で横へ展開し、おなじみマナドライブ6軍団をはじめとしたGRクリーチャーがリソース拡充を担ってくれる《Wave ウェイブ》
・2打点でありリソース源であり、《超次元リバイヴ・ホール》や《「本日のラッキーナンバー》、自身の下面である《六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》などを踏み倒してテンポ面でもアドバンテージを得られる《龍装艦 チェンジザ》
で補う構築へと変貌を遂げています。
《逆瀧》や《「ラッキーナンバー」》などの妨害呪文は、当て方によっては実質的にExターンを獲得できるようなもの。《VV-8》が抜けた穴を埋めるにはふさわしいカードでしょう。《VV-8》が抜けたことによって侵略者の枚数を多く取る必要性が薄くなったので、《デジルムカデ》や《全能ゼンノー》に制圧されて活用できない侵略者が手札で幅を利かせるようなこともなくなり、上から引いて強いカードが増えているのも好印象です。
初動がブーストかハンデスか、という違いはありますが、「序盤を繋ぐ→妨害を撃つ→呪文を踏み倒せるクリーチャーで盤面を強化しながら妨害を継続する→最終的に《「本日のラッキーナンバー!」》を絡めながら複数ターンの攻撃を視野に入れつつ殴り勝つ」という設計思想は【水闇ハンデス】にかなり近しいもの。
こちらは《ザ・ヴェルデ》と《デッドダムド》の分だけ盤面を制圧する能力が高く、素で打点の出るクリーチャーも多いため殴りはじめてからの勝利が速やかであることが強み。また、展開が完全にGR頼りではないため、呪文封じや《「ラッキーナンバー」》4指定などに対してやや耐性が高いです。ブーストがある分、重いデッキに対しても同程度のコスト域のカードをぶつけ、カードパワーで張り合うことができます。
反面、《奇石 ミクセル》や《異端封じ オニカマス》、《全能ゼンノー》などのクリーチャー対策に引っかかってしまう点、《悪魔妖精ベラドンナ》以外にハンデススタートする手段が取られていないため後手がやや遅く、3ターンキルを狙ってくるような動き出しの早いデッキに対しては先手を取らないと勝負にならない点などは【水闇ハンデス】と比べてやや劣る点でしょうか。
《BAKUOOON・ミッツァイル》を主軸とするデッキに対してもランデス遅延や《ザ・ヴェルデ》を起点とした盤面制圧で登場を遅らせ、《「ラッキーナンバー」》+《Wave ウェイブ》のハメに持ち込んで勝つパターンが存在するなど有望。十分に上位デッキ陣と戦えるだけのパワーを持っていると言えるでしょう。
【光単サバキZ】についても詳しい解説を入れたいところですが、筆者のデッキ理解度が非常に低いため当社比あっさりめでお送りいたします……。
リストを見て考えられる現環境における【サバキZ】の強みは
・《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》の使い回しによる圧倒的な盤面処理能力
・リソースをシールドに逃すことができるためにハンデスが通りづらい
・コストを踏み倒せる・暴力的なコスト軽減を持つのでコスト増加によるメタに一定の耐性がある
・キーパーツのコストが広範に分散しており、GR依存度も低いため、一度《煌メク聖戦 絶十》を着地させると《「本日のラッキーナンバー!」》1枚では止まりづらい
・上記3つより、総じて環境で主流な妨害に対して強く出やすい
・《絶十》の大量軽減により、大型かつ強力なロッククリーチャー各種を採用できる
あたりでしょうか。
特に呪文封殺の《偽りの名 ナンバーナイン》とGRを止める《無双の縛り 達閃》が並び立てば、これを対処する手段は非常に限られたものになります。
【光単サバキZ】は手札に戻ってきた紋章の取捨選択をはじめ、プレイ難易度が非常に高いデッキ。使用者は限られそうですが、そのポテンシャルは結果が示す通りです。次環境を見据えて今から練習しておくというのも一つの手ではないでしょうか。
HOT TECH
《マナ・クライシス》
先週末結果を残した【デッドダムド】のうちいくつかの構築が採用していたのがこの《マナ・クライシス》。
【火水自然ミッツァイル】はマナドライブ6の達成を何よりの至上命題とするデッキ。Vol.3にも書いたように繰り返しのランデスでマナ基盤を攻め続けられるとリソース拡充の手段が一気に制限され、たちまち苦戦を強いられるのは自明の理です。
《焦土と開拓の天変》入り【モルトNEXT】、《マナ・クライシス》or《ファイナル・ストップ》+《Wave ウェイブ》を軸とした【自然水光ウェイブ】とでも言うべきデッキなど、ランデスというアプローチはこれまでも試されていましたが、先述の通りここに来て【デッドダムド】が《マナ・クライシス》デッキの有力候補へと急浮上しました。
《Wave ウェイブ》とのパッケージはシンプルに強力無比。ランデス特有の遅さ・トップでの弱さこそ気にはなりますがこのコンボによって得たテンポアドバンテージを《「本日のラッキーナンバー!」》などによるマウントへと引き継ぐことで《「ラッキーナンバー」》を節約することができ、序盤から《「ラッキーナンバー」》に妨害を頼り切った構築よりも封殺を狙いやすくなります。
ランデスはコストパフォーマンスの悪さ、終盤の弱さからやや敬遠されがちなテーマでしたが、マナドライブ6サイクルの隆盛に伴い以前とはまた違った価値が生まれてきています。採用できるデッキは多くないものの、注目の一枚です。
《ヤッタレマン》
先々週にプロプレイヤーであるZweiLance選手が使用・CS優勝という結果を残した《火水万軍投ジョーカーズミッツァイル》のシークレットテクとして採用されていたこのカード。先週末のCSにおいても採用が見られました。
筆者も《ヤッタレマン》入りを回して見たのですが、かなり別のデッキになった印象を受けました。《“魔神轟怒”万軍投》を撃つ機会が少なくなり、1ターン目から《ヤッタレマン》を探しに行くためにルーターをキャスト。墓地が増えるタイミングが多くなったので《パッパラパーリ騎士》のブーストの選択肢を広く取りやすくなりました。
2ターン目に《ヤッタレマン》を着地できれば3マナから《花美師ハナコ》+《オケ狭間 寛兵衛》から4体を揃えて《夢のジョー星》キャスト、そのままループインなどのぶん回りが追加され、それでいて既存のルーター+《万軍投》の3killは1枚も減らされていないので圧倒的に3kill率が向上しました。
本来であれば極めて苦手であった《音奏 プーンギ》もクリーチャーとコスト踏み倒しから展開する《ヤッタレマン》ルートであれば全く影響がありません。
一方で、ぶん回りを追加するために減らされたカードは《海底鬼面城》、《*/零幻ルタチノ/*》などの《万軍投》を安定キャストするために採用されていたカードや、メタクリを潰すための《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》などの枠。1ターン目からのルーターキャストはリターンもそれなりにありますがプランと噛み合うカードが引けなかった時のリスクも低くはなく、そういった状況を誤魔化せるカードまで減らされているためかなりクセの強い構築に仕上がっていると感じました。
手札を引き増しする手段も減らされているため、2ターン《ヤッタレ》スタートの返しにハンデスを当てられるとその後の動きがピタリと止まってしまう場合も少なくありません。
総じて理解度やプランニングの巧さが大きく影響する構築であったためか、入賞例を見ても主流はあくまで既存の構築であったように思います。ぶん回せた時の強みは非常に明確なので、今後プレイヤー側の練習が進むにつれてこの数字が逆転していくという可能性もありうるでしょう。
余談かつ完全に筆者の趣味の話になってしまい恐縮なのですが、《ヤッタレマン》のクセは非常に強くて筆者には使いこなせなさそうではあるものの、ジョーカーズの軽減効果は非常に強力であると感じたため、どうにかGRの枠をこじ開けて《ヤッタレロボ》を2枚採用するというアイデアはかなりアリではないかと思います。《*/零幻ルタチノ/*》からめくれば実質ルーター付きの《ヤッタレマン》ですし、《パッパラパーリ騎士》という生きた《フェアリー・ライフ》も存在するので近い役割のカードを2種4枚採用することができ、チェインが始まってからも手札にある《花美師ハナコ》を1マナで運用できるようになるのはなかなか悪くありません。
何より、3ターン目の《“魔神轟怒”万軍投》から《パッパラパーリ騎士》がめくれず止まってしまったとしても、軽減持ちの《ヤッタレロボ》が残れば返しのジョーカーズカードのバリューを上げることができます。《オケ狭間 寛兵衛》からめくれても強い。
GR枠の厳しいデッキではありますが、気になった方は一度お試しあれ。
今週末のメタゲーム予想
新プール追加で今週の予想はおやすみ! ……ですが、ジョーカーズのデッキの方には【火水自然ミッツァイル】に入れて強力そうなカードが多数収録されており、あの赤い悪魔はまだまだDMPの心を休ませてくれなさそうです。《無限合体 ダンダルダBB》なんだあれ。《プロジューサー》戻してGRしながら《ラキナン》撃てるって書いてあるように見えるんだけど。
《ドトシオール・タバローチェ》はシンプルに書いてることが強いですし、《ひゃくよウグイス》は2コスブーストから繋ぎ、《グレープ・ダール》へと繋ぐことでハンドキープをしながらマナドライブ6達成まで持っていけるので個人的には高めの評価。《超GR・チャージャー》が3マナで2ブーストしながら1ドローしてついでのようにGR召喚までしてくるバグ呪文に化けるのも凄まじい。
今は雌伏の時を過ごしているオーラデッキの方も、決して弱くはないカードたちばかり。特に筆者が注目しているのは《斬罪 シ蔑ザンド》と《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》です。
《シ蔑ザンド》は2コストの初動を潰しつつ「バトルゾーンを離れた時」に発動する能力を持つGRクリーチャーでリソースを損失を抑えられる点が非常に魅力的。マナが伸びてからも大罪モードは「2マナで除去しながらGRできるカード」としての役割を持つことができます。
《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》はバトルゾーンをリソースとしてGR召喚をすることができるのでトリガークリーチャーやトリガーオーラなどから一気にカウンターを狙えます。《ア・ストラ・ゼーレ》は現環境において強力なカードであると個人的に睨んでおり、相手の大量展開から繰り出される一斉攻撃を《クロック》や《ホーリー》などで受け止めて、返しに《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》+《ア・ストラ・ゼーレ》からExターンを取ってカウンター、というような構築に可能性を感じています。うまくデッキになるかはわかりませんが……。
秋デッキの例にもれず、デッキ構築に大きなインパクトをもたらすカードが盛りだくさんの新デッキ。どんなカードが活躍するのかめちゃくちゃ楽しみですね。
今週のメタゲーム・ウォッチングはここまでとなります。それではみなさま、良い週末を!