「DMPのATGTに挑戦します」ネタバレ解説
※注意!このページは謎解き企画「DMPのATGTに挑戦します」のネタバレしかありません。自力でどうしても解きたいチャレンジャーなあなたはそっとページを閉じましょう。
謎を愛し、デュエル・マスターズを愛する諸君に告ぐ——
— レッド (@yk800RED) May 19, 2019
これは閉塞したDMqの現状に対する、私からの挑戦状である。
「DMPのATGTに挑戦します」#DMP_AG
挑戦しすぎた結果、閉塞してしまいました。
このまま考えたネタが虚空に葬り去られるのはあまりにも親心が痛むので、こちらにネタバレを公開したいと思います。よければクソ問だけカンニングして先を解いてみてくれよな……。
続きからネタバレです。
各問題解説
1匁
画像からDMwikiのとあるページを表現していることに気づけば、あとはそのページが何かを特定する作業です。
赤いオブジェクトの横を見ると1文字が「シ」あるいは「ジ」、上を見ると2文字が「ョ」。4文字目5文字目が完全に隠れていることから「ー」あるいは「・」であることが推測できます。「ジョリー」もしくは「ジョニー」という文字列が想起されますが、文字の形から「リ」ではないようです。
「ジョリー」から始まるカード名はいくつかありますが、「ジョニー」から始まるカードは《ジョニー・ザ・ビギニング》しかありません。
そして矢印の位置を確認すると、[編集]タブを指し示していることがわかります。これを「青から紫に」、つまりクリックすると、編集ボックスの一番上に、#つきで8文字の英数字が確認できました。
「q4d92c8a」、これが2匁へのパスになります。
2匁
禁断文字を読み解くとこのようになります。
これらはアニメ主題歌のアーティストと、その楽曲が何枚目のシングルかを表していました。
以上を元に考えれば、矢印が示しているのはガガガSPの18thシングル、つまり「こんちきしょうめ」です。
しかし、この問題が尋ねているのはそこではありません。次なる鍵は矢印の根本である「?」マークの位置、そして色。この枠が実際のカードであることを考慮すると、このマークが「プロモマーク」を表現していたことに気付けたかと思います。
デュエル・マスターズシリーズのOPEDの楽曲CDにはプロモカードが封入されています。
つまり、この問題の答えは「こんちきしょうめ」のCDに封入されていたプロモカード、《百鬼ヤコウ》です。
1問目と同じようにDMwikiの《百鬼ヤコウ》のページに飛び、次なるパス「x0db4a89」を取得しましょう。
3匁
三時のおやつは文明堂。この問題は文明がヒントになっていました。
中央に書いた日付、カードの通し番号と思しき数字から、この問題の答えはこの通し番号が指し示しているということが予想されます。ですが、2014年5月30日にリリースされたデュエル・マスターズのエキスパンションはありません。
では、なんなのか? 答えを教えてくれるのはもちろん周りに浮かぶ文明アイコンらしきものです。
デュエル・マスターズにはいくつか海外版が存在しますが、その中でも文明アイコンまで違うようなものはひとつしかありません。そう、「Kaijudo」です。これらのアイコンは、Kaijudo版の文明アイコンだったのです。
「Kaijudo 2014年5月30日」あたりで検索するとアカレコくんの企画記事から「Quest for the Gauntlet」というエキスパンションの存在を知ることができます。もう一度検索にぶち込んで、出てくるのはこのカード。
このイラスト、見覚えがありますよね?
答えは《大勇者「ふたつ牙」》になります。パス「d4d5497f」を入手したら次の問題へ。
4匁
テレビ、頭に付いたシャープ……アニメと話数だ! ってことに気づけば一瞬です。
デュエルマスターズのアニメシリーズの中で総話数が50話なのは「クロスショック」しかありません。あとは謎解きのテンプレ通り「話数-X文字」を拾っていきましょう。
左側から縦に読むと、「ロジックサークル」という8文字が出てきました。パスは「w46ced04」です。
5匁
7876って、何? わからなければ検索しましょう。一番最初にタカラトミーの株式銘柄がでてくるはずです。
なるほど、タカラトミーの公式サイトに行ってー
なんか上のほうに4色に色分けされたタブがあるので青いのクリックしてー
左端クリックしてー
9つあるコンテンツのうちの真ん中をクリックしてー
動画の2:28に書かれたカタカナを確認する!
答えは「一番最初のブランド」、つまり《“罰怒”ブランド 1st》や!!!!!
残念!不正解!!!!!
というわけで答えは《ギガブランド》、パスは「ha0b4589」でした。
6匁
こちらの想定では最難関レベルの詰まりポイント。没情報なうえにネタが古く検索性も最悪の三重苦です。
ヒントになりそうなのはファイル名「ある種の漫画的表現」、たぶん漫画絡みのあれこれなんだろうなー、というぐらいまでたどり着いていれば上出来だと思います。
誰が知るかよ、って感じだと思うんですが、これらのカードは右上のナンバーナインを除き、すべて「ガルドメンバーの切り札」になっていました。一応ウィキペディアの登場人物一覧でページ内検索かけると出るよ!
ガルドメンバーにはアルファベットが振り分けられています。対応させ、置き換えると以下の通り。
というわけでDMQタワーに行って9階を確認しましょう。(実はリリース当初はDMQタワーを見つける道のりがなかったためガチでやばかったです。当日深夜25時以降は僕のツイッタープロフィールにめちゃくちゃ不自然にリンクが追加されました。「DMQタワー」で検索かけても過去サイトが引っかかりますしURLも新仕様サイトに置き換え済みですが、タイトルを「DMQTower」に変更しても検索にひっかかってこないのは完全に想定外でした。謹んでお詫び申し上げます。)
やや面倒になったDMQタワーの小謎をばったばったなぎ倒して、9階の問題はこんな感じ。
CASCADEを変換してENIGUMAを導き出す問題。これらを1枚のカードの中にまとめると《エニグマ・カスケード》になりました。パス(f2d6328d)を拾ったらこんな悪問とはオサラバ、次の問題へ行きましょう。
7匁
あからさまに田園補完計画さまの大会結果なのだ。デッキタイプが隠されているので時期が特定できませんが、日付曜日と開催地がわかっているのでここから線を辿っていけそうです。
9/6(日)とあるのでまずはここから開催年を特定していきましょう。こんな便利なWebアプリがあるんですってね。
調べてみるとデュエルマスターズが発売されて以来、9月6日が日曜日なのは2009年と2015年の2回。2009年に開催されたCSもなくはないでしょうが、田園さんの最初のポストが2009年10月15日なので2015年が確定できそうです。
アカレコさんのCS一覧機能が残っている時期ですので、2015年9月6日に千葉で開催されたCSを探してみましょう。なんと都道府県単位で絞り込みができます。なんて親切。
晩ごはんCS、という大会名が出てきたのであとはサイト内検索すると記事が見つかります。……で?
問題文には最後までよく読めとあるので下まで読みましょう。
おや……?
予選
— 養分丸 (@52_Youbun) September 6, 2015
黒単○
黒単×
モルネク○
ジャスティスループ○
白刃鬼○
本戦
ヘルゲイザー×○○
ワンショット天門×○○
赤単ガトリング×○○
黒単×○○
黒単が多かったと思ったら多かったです(適当)
コートニーが役に立ちました pic.twitter.com/rPtjII46Ic
はい、というわけで答えは《薫風妖精コートニー》、パスは「b08316b9」でした。
8匁
まずは大人しく指示に従いましょう。カーナベルには販売と買取がありますが、ファイル名から販売の方であるという予測を立てることができますね。
カーナベルに行ってステータス検索機能から「三連の炎棍」で検索し、評価一覧を見てみると、何やら見覚えのあるアカウント名で評価がついていますね……。
リンクがついてるので素直に従っていくと、その先にもまたyk800のアカウント名で評価、リンクが。
そのまま次へ次へと辿っていけば、
・《三連の炎棍(トリプルハンマートライブ)》
・《牙修羅バット(ガシュラバット)》
・《ブルマン・チュリス》
・《スーパーしりとりガー(スーパーシリトリガー》
の4種がループしていることにすぐ気がつくはずです。さて、ヒントとなるのは《スーパーしりとりガー》。そう、この4種のカード、しりとりで繋ぐことでループが作れるようになっていました。
トリプルハンマートライブ→ブルマンチュリス→スーパーシリトリガー→ガシュラバット→トリプル…
ついでに「しりとり」なのでそれぞれの文字のお尻をピックアップしちゃいましょう。
ブ→ス→ー→ト→ブ...
ブスートブスートブスー…
答えは《凶鬼33号 ブスート》、パスは「ye66254d」です。
9匁
早いもので折り返し、この問題は見たまんまデッキ開発部がモチーフとなっています。運営としましては6匁に次いで2番目のpsps想定ポイント。
ぶっちゃけ一読だと本当に情報が何もありませんが、勘がいい人なら「アンちゃん26の秘密」とアルファベットを対応させる可能性に気がつくはずです。ほんまか?
ではどのように対応させるのか。それはずばり、登場順です。
もちろん愚直に開発部を読み返して順序をカウントアップしていってもいいのですが、めんどくさいのでインターネッツの力を頼りましょう。「アンちゃん26の秘密」で検索するとデッキ開発部@ウィキが出てくるかと思います。
というわけでこれをそのまま上から重複のないように数えていけばいいのですが、ここで注意点がひとつ。
それは《裏返しの不幸》を計上してはいけない、という点です。
なぜなら《裏返しの不幸》は27個目の秘密なので、アルファベットの26個に対応させられないのです。
この点に留意して会話の中に出てきたアンちゃん26の秘密をアルファベットに変換すると、「twelve」という文字列が得られます。12、とは一体なにか。
ここで気付くべきは、この問題のレイアウトがデッキ開発部NEXを模しているという点です。
次ブロックの開発部であるXXからは今のイラスト付きアイコンに変わっていますので、このシルエット形アイコンが使われているのはNEXだけということになります。
デッキ開発部NEXの、12。バックナンバーからデッキ開発部NEXのvol.12を確認すると、記事タイトルにひとつだけカード名が含まれていることがわかります。答えは《神羅マグマ・ムーン》、パスは「uc1f6304」です。
A匁
ネットターザン謎が続いたのでここでちょっと一服。
珍しくシンプルな1枚謎になっています。……検索要素がないわけではないですが。
手札にズラリとならぶ革命チェンジ持ちのカード群、あからさまに間違った1〜5の説明文……これが「革命チェンジに対応するカードを手札から入れ替えて、正しい解説文になるようにする」問題であることはすぐにわかるでしょう。実際にカードをメモかなんかに書き出して、入れ替えながらやると簡単に解けそうですね。
ではやっていきます。
⒈《三つ星鉄人ミシュラ》はRevF最終章に収録されている。
《ミシュラ》はRevF第2弾のカード。最終章に収録されているカードは手札に3枚ありますが、そのうち火/自然のミシュラと革命チェンジできるのは《武闘世代 カツキングJr.》のみです。
⒉《D2M2 ドグライーター》のレアリティはRである。
手札にあるレアリティがRのカードは《【問3】 ジーン⤴︎》だけ。チェンジも問題なし。
⒊《タイム3 シド》はコスト7のカードである。
《シド》のコストはもちろん3。《時の秘術師 ミラクルスター》と入れ替えれば事なきを得そうですね。
⒋《悪革の怨草士 デモンカヅラ》は革命軍ではない。
パッと見正しそうに見えますが、彼はまだ革命軍です。革命軍でないのは⒉で手札に戻した《ドグライーター》なので、そちらと入れ替えてしまいましょう。
⒌《神曲の法皇 ミラダンテ》はレジェンドカードである。
このカードはレアリティなしの特殊枠。レジェンドカードであるのは《百族の長 プチョヘンザ》です。
ここまでの入れ替えで、手札を左から順に並べるとこんな感じに。
・《タイム3 シド》
・《神曲の法皇 ミラダンテ》
・《悪革の怨草士 デモンカヅラ》
・《二族 ンババ》
・《三つ星鉄人 ミシュラ》
一番最後の文字を順に読んで、答えは《ミラー怪人 ドテラバラ》になります。パスは「h12f262a」。
B匁
ファイル名がそこそこ大きなヒントになっているシリーズ。
ご当地ライフ、東京が含まれていない、「ニッポン全国探訪」などの要素からこの5ヶ所を回る催しに関わるものであることが推測できます。
ひとまずここで「デュエマ 5ヶ所」あたりで検索してみることにしましょう。
ウェブページではこれといってピンとくるものが見つかりませんが、画像検索の方は……
おや? なにやら似ているものを見たような……? そう、問題画像にうっすら見えている背景はデュエマ15周年展NEXTのキービジュアルだったのです。
デュエマ15周年展NEXTは福岡・大阪・仙台・名古屋・広島の5ヶ所を巡回しました。
ご当地ライフに描かれていたのは、博多・大阪・秋田・名古屋・広島に加えて東京の6ヶ所です。
このうち博多は福岡の都市ですので、間違っているのは「秋田」になります。
最後のヒントは周囲を彩る密林の枠。
「密林」といえば、通販サイトamazonを指し示すスラングです。
amazonで秋田ライフを商品検索してみると、これまた見覚えのあるユーザーネームでカスタマーレビューが書かれていますね。指示通り、答えは《D2Y ヨー・サーク》、パスは「o85f08c8」です。
C匁
見るからに不自然な文章。見るからに不自然な背景。
どこから手をつけていいか困ってしまいますが、まずは指示通りにツイッターで #超GR召喚 を検索してみましょう。……出てきましたでしょうか、手抜きクソ診断が。
この診断、結果が12種類であることからこれ自体がひとつの超GRゾーンに置かれるデッキを示していることが推測できます。では、内訳はなんなのか。知人に協力を要請するか、あるいは適当に名前を変えまくって診断していると、五十音を全部試し終わるまでぐらいには12種類が見つかるかと思います。
《キョム 乙-二式》
《シャギーⅡ》
《カブⅫ》
《ロッキーロック》
《ツタンメカーネン》
《マシンガン・トーク》
《発起の意志 ラパエロ》
《スパイキースパイク》
《アネモⅢ》
《浸透 DS-10》
《ムガ 丙-三式》
《ワイラビⅣ》
次に考えるべきは、不自然なマスの構成と緑色に塗られた背景について。
解き筋については割愛しますが、これらは「『超GRパック100』のスーパーレア・マスターカードを除いたカードの通し番号」および、「うち超GRクリーチャーであるカード」を示していました。
ちなみに緑色なのはGreenを略したらGr=ガチャレンジになるためです。
そして、超GR召喚の診断メーカーから排出されるカードはすべて「超GRパック100」収録のカード。それぞれの通し番号を数え、文字盤からピックアップしていくと、
こんな感じに。これらをアナグラムすると「ジョラゴン・ガンマスター」という文字列が入手できます。
答えは《The ジョラゴン・ガンマスター》、パスは「seac078c」です。
D匁
問題を見ればわかりますがこの手の高難易度では結構お決まりのやつです。ファイル名? 俺の個人的な思い出だよ。
ぶっちゃけこの手のやつって解き筋がめっちゃ難しいんですが、今回はわりとしっかりめのヒントがあります。注目すべきはそれぞれ4つ以上ある「エ」、「タ」、「ナ」、「ル」、「ー」。これが「エターナル」であることに気付けばかなりスムーズです。
「エターナル」を冠するものはいくつかありますが、4つしかないものが存在するので5つあるエターナル呪文サイクルではなさそう。そして4つといえば、多くのブロックにおけるエキスパンション数です。つまり、
聖拳編(エターナル・アームズ)
無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)
魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)
龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)
これらの文字を分解し、数えたものがこの文字列であるということです。
答えは聖拳編(エキスパンション名ではなくブロック名であることに注意!)、パスは「r2b4fee4」。
E匁
難関その3。タイトルと文字の色、頭のシャープからツイッターのハッシュタグがテーマとなっています。
わざわざアルファベットで書いていることから、「足りないアルファベットを読めばいい」というところまで連想できればパーフェクトです。
公式ハッシュタグは「DMP_AG」。企画名は「DMPのATGTに挑戦します」であるから、足りないのはTが2つです。
⑴デュエルマスターズでTTといえば? そう、タップトリガーの略称ですね。
DMwikiには正式名称であるタップ能力のページはもちろん、俗称であるタップトリガーのページもあります。
というわけで答えはタップトリガー、パスは「o63581fe」でした。
……おや!?
なんか全体的に足りなくない!?
画像のファイル名が中途半端ですし、部数が0.5部になっています。
そう。ここまでの回答は100点満点中の50点。まだ半分の正解でしかなかったのです。
⑵足りなくなったのは2つのTですが、これを単純にTTと表現してしまうのは早計。これは同時に「AT」の後ろ半分、「GT」の後ろ半分がなくなったと解釈することもできます。
デュエマにはありますよね。「AT」と「GT」が!
アタックトリガーと《暴走龍 5000GT》。「足りないものが答え」ですからそれぞれのパス「t59d7ab6」「oe5c2de3」から後ろ半分ずつを抜き出し、組み合わせて「7ab62de3」とすることでもう半分の問題を入手することができました!
F匁
これまでとは枠の形が少し変わりましたね。どうやらこの問題は「イラスト枠」と関係があるようです。
「これぞ輝ける/栄光への道」というファイル名、そして謎の文字列は全8行。そして8つ目は2パターンあるということがわかります。ここから導き出されるのは、公認グランプリ。
さらに筆記体で描かれたアルファベットに、「イラスト枠」というヒントから、皆さんは「各GPで行われたアーティストのサイン会」にたどり着く必要がありました。
必要なのは2日にかけて行われたGP8thのサイン会情報です。
1日目:Tutui Misa/Hisanobu Kometani
2日目:IWAO/Yuukoo009
文字数を数えてみると、一番下の行と一致しますね。矢印が指しているアルファベットをピックアップし、数が小さい順に並べ換えると、「Matsumoto」という文字列を得ることができます。
……まだ不自然な点がありますよね? この問題の数字はなぜか10から始まっています。ということは、1〜9も存在するはずです。松本は苗字っぽいですから、おそらく頭の9文字は名前でしょう。ここで思い出してみましょう、この問題はデュエマのイラストレーションに関する問題。ならば、答えとしてこれ以上ふさわしい9+9文字は他にないはずです。
Shigenobu Matsumoto。
松本大先生のアーティスト名義であるこの18文字が答えになります。
ファーストネームが9文字でファミリーネームがMatsumotoのアーティストはデュエル・マスターズでは大先生の他に活動されていないので、DMwiki内のメニュー→イラストレーターの項から「Matsumoto」でページ内検索をかけても他の候補は見つからず、閃かなくともそちらから解くこともできました。
パスは「f2b69cc7」
10匁
いよいよラス問です。お疲れ様でした。
この問題は「Twitter/VIPPERのあんたがたに挑戦します平成令和煎」の顛末を知っている人であれば瞬殺することができる問題を、知らない人でも解きやすいようにやや難易度を下げたものになります。
文字と文字の間を射線が撃ち抜いていることから、これらの文字と文字の間を読めばよさそうです。次に考えなければならないのは、どこからこれらの文字を探せばいいのか。
問題文には「スタート地点に立ち帰れ」とありますが、皆さんは「スタート地点」を見たことがあるはずです。
1匁のファイル名、「ようこそここがスタート地点です」ですね。「ここ」というのは問題の指し示しているWEBページ、つまりDMwiki内の《ジョニー・ザ・ビギニング》に立ち返れば、いい感じに文字列を見つけることが出来ます。
拾い上げると、「ここからさらに前にもどれ」という指示が。
「ここ」とは《ジョリー・ザ・ビギニング》。それよりも前に登場したジョリー・ザ・ジョニー関連のカードは一枚しかありません。《ジョリー・ザ・ジョニー joe》。
リンクからこのカードのページへ飛び、入手できる8桁英数字「b7766671」。これが今回の謎における最後のパスでした。
最終問題
最後のパスを入力すると印刷されたのはいかにも怪しげなこの感想文。もうどう考えても何か仕込んでありますよね。
まず目立つのは左上の段落マスに仕込まれているナナメの線。
この線に従って対角線上の文字を拾っていきましょう。すると……。
「不Aいるメいイれてょ未直そう。」
という文字列になります。漢字はひらがな、Aをあ、小文字を大きくするなど修正を加えると
「ふあいるめいいれてよみなおそう。」
ファイル名入れて読み直そう。
この文章が書かれているマス目は16×16。これまでの問題数は16問。そしてそれぞれの問題につけられたファイル名は全てひらがなで16文字だったのです!(なおオッケーBros.のフリガナを「オッケーブロス」だと勘違いしており成立しないバグに気付いたのは3日目だったもよう。現在は修正されています)
というわけで16×16のマスにファイル名を入れて同じように左上から右下へ斜めに読み直すと、こんな感じに。
「よんじゅうまいあつめぼーるとみろ」
40枚というのがデュエマのデッキの枚数を表していることは明々白々。そこからvaultを見ろ、ということですから、「どうにかしてデッキを作り、DMvaultのデッキ投稿機能から一致するリストを探す」という線が見えてきます。
さて、困りました。40枚とは一体なんでしょうか。
実はこの謎を解くための鍵は、すでに皆さんの手元に揃っていました。
これまでの問題が書かれた枠がデュエル・マスターズのいわゆる「新新枠」であることには皆さんすでに気が付いているはずです。つまり、「問題ひとつが1種類のカードを表している」ということがここから推測できます。
次に注目するポイントは、これまでプリント画面で示されてきた「部数」。ここの数字が問題によって変わっていたことに皆さんは気が付いていたでしょうか。
プリント枚数は原則1〜4枚。15匁は0.5が2つで合計1枚と考えることができます。
一つ目の推測と合わせて考えると、「部数はそのデッキに入っているそのカードの枚数」であるという推測が成り立ちます。
そしてラスト。
プリント画面によって定義されていた「ファイル名」とは別に、実行ボタンを押してプリントされた画像には「1-6c492」や「2-6c28a」といった名前が割り振られていました。
右の英数字はランダムな5桁に見えますが、左の英数字は1匁から順番に1〜9までカウントアップしたのち、A〜Fに変わり、そして最後の16匁では10になっています。もうお分かりですね?
そう、この割り振られた名前は16進数で表記されていたのです。
ということは、右側の数字も16進数を10進数に変換できるはず。
具体例は割愛しますが、変換されたそれぞれの10進数は6桁の数字になります。
この10進数を使ってどうにかそれぞれのカードを特定できないでしょうか?
……問題の指示には「vaultを見ろ」とあります。vaultで、6桁の数字でカードを特定する手段……?
あるじゃん!!!!!!!
というわけで6桁数字を順番にぶち込んでいき、ファイルの「部数」に応じて枚数を決めていくとこんな感じになりました。
《ドルゲユキムラ》2枚
《セイカイザ》2枚
《バイケン》1枚
《ドルゲーザ》3枚
………
この辺りでもう、「風雲‼︎ 怒流牙忍法帖」だということがだいたい察せられますね。カードの順序は公式カードリストの通し番号順になっていました。
というわけでこの中から目立つ《ドルゲユキムラ》《セイカイザ》あたりを「使用カードで絞り込み」の枠に入力してデッキ検索をかけると、またもや見覚えのあるホネンビーが。
概要欄には謎の記号、解説欄には「まちがいをさがし、頭をひろえ。9もじのことばがゲームをおわらせる。」という謎めいた文章が残されています。そして各カードには1文字ずつ奇っ怪な文字が。
ここには二つの独立した謎があったので、ひとつずつ解いていきましょう。
まず概要欄から。これはリンクを移動した直後から少し下に行くと、似たような構図の場所が見つかるはずです。
それはこのソートボタン。
クリックすることでカードを並べ替えることができます。概要欄の指示通りの順番に押してみましょう。
こうなって
こうなって
こうなったよ!
「とうのさいじょうかいよくしらべろ」
この謎の過程で出てきた「塔」といえばそう、DMQタワーですね。
その最上階というと、25階? いいえ、違います。文字通りの最上階がありました。
クリアページであるこのページ、これまでのフロア表記と同じ位置に「最上階」という文字列が確認できます。ここにカーソルを合わせるとなんと、
実はリンクが仕込まれていたのです! クリックするとこれまでのフロアと同じようにパスワードが要求されます。
と、概要欄の謎はひとまずここまで。続いて解説欄の謎について。
「まちがいをさがし、頭をひろえ。9もじのことばがゲームをおわらせる。」
「まちがい」はリストを眺めていればすぐに見つかりますね。《西南の超人》がツインパクト版になっています。これは明らかにおかしい状況です。「頭をひろえ」ば「9もじのことば」が見つかる、とのことですが、残念ながら他に間違いはなさそうです。
では、どこの「頭をひろえ」ばよかったのでしょうか?
ひとまず、「まちがい」のページを調べてみましょう。《西南の超人/断断打つべしナウ》の個別ページに行き、カチカチといろんな項目を見ていくと、評価欄にまたもやホネンビーが出没していました。
不自然。漢字とひらがなの混用が見られ、特に「安定」と「あんてい」は同じ言葉で表記が違います。
ここで解説欄の文章を思い出しましょう。あの文章においても、拾うべき「頭」のみが漢字で表記されていました。
この評価の文章の漢字を塊ごとに数えていくと、「断断」「意外」「劣化感」「苦」「所」「安定」「多数」「辛」「比」の9つ。導き出したい言葉の文字数は9文字ですから、これらの頭を拾っていけば良さそうです!
「だんだん」
「いがい」
「れっかかん」
「くる(しい)」
「ところ」
「あんてい」
「たすう」
「つら(い)」
「くら(べ)」
ゲームを終わらせる9文字の言葉、それは「ダイレクトアタック」!
入力するフォーマットが問題になりますが、ここはDMQタワー。一番最初に注意書きがありましたね。「答えはすべて全角カタカナで入力」です。
これら2つを合わせ、「DMQタワーの最上階をクリックし、『ダイレクトアタック』という9文字の言葉を入力する」ことができれば見事ゲームクリアとなりました。
ここまで本当にお疲れ様でした!