【拡張少女系トライナリー】僕の世界、彼女のセカイ。【※Ep31までのネタバレ含】
あけましておめでとうございます。新年6%ガチャで司書をいっぱいお迎えできてほくほく顔のレッドです。カレンちゃんが来ないょヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ
さて、年末年始はツイッターの更新が多く、アプリの更新こそなかったものの彼女たちの世界と触れ合う機会がとても多かった印象でした。そして、同時にこういう声も多く聞かれたように感じます。
「時間について言及すると切断食らうみたいだけど、結局時系列ってどうなってんの？」
今月末にはもうリプレイス計画のスタートが差し迫っていることですし、ここいらで改めて僕らの世界と彼女たちの世界の時間的な関係性、そしてちーちゃんの計画の目的について軽くおさらいしたいと思います。簡略化した説明なので実態とは少し違う可能性がありますが「大体こんな感じなのか」という感じでお読みいただけると幸いです。また、時間軸の話をする都合上、デイトラの巻巻末の年表から一部情報を引用している部分がございます。
年表だけなので気にしねーぜ！という方もいらっしゃれば何も目に入れたくないという方もいらっしゃるのでご注意をば。
まずは基本のおさらいから。「逢瀬つばめのフェノメノン」たる彼女たちの世界は、私たちの世界における１年前の「世界の記憶」が反映されています。
この画像だとわかりづらそうなので、必要な情報をだけを残して簡略化するとこんな感じ。
彼女たちの世界における2018年とはつまり「2019年1月時点において僕らが持っているはずの2018年1月の記憶」ということになります。未来から過去のことを反映されているわけですから、つまりこちらの世界で僕らが観測した出来事はすべてあちらでも起こるはずです。そう考えると昨日神楽ちゃんが地震について言及したのもなんら不思議なことではないでしょう。
ではなぜリアルタイムでの同期、及び改変では駄目だったのか。これについては本編中に千羽鶴ちゃんが懇切丁寧な説明をしてくれたので、そちらも改めて図解したいと思います。
まずはリアルタイムに同期・改変を行った場合を考えてみましょう。図にするとこんな感じ。
この状態で、「もし2017年の途中にぼくらの世界が滅んだとしたら」。その場合彼女たちの世界はこうなります。
リアルタイムに同期・改変を行っていた場合、もしこの試みが失敗した際にそれをリカバリーする手立てがありません。だから、彼女は失敗しても「やり直す」ための猶予を作る必要がありました。そのための手立てが、同期・改変の時期を1年間ズラすことだったのです。
ではあちらには1年前の世界しか存在しないのかというと、そんなことはありません。僕らにとっては2018年までの世界しか観測できていませんが、クオリア次元論的には2019年の僕らの世界も、2020年の僕らの世界も、僕らが観測しえないだけで存在していますし、あちらの世界についてもまた然りなのです。3次元主体である僕らは、僕らの生きる4次元世界の未来を観測することはできませんが、別の世界の時間軸なら自由に観測をしえます。
僕たちがアプリにおいて主に1年前の世界しか観測できなかったのは「それ以外の部分に干渉させることはアドミニストレータである千羽鶴にとって不要だった」ゆえに意図的に削ぎ落とされていた部分であり、アプリそのものは時間軸の影響を受けずにあちらの世界を閲覧することができたはずです。これはツイッターアーカイブの存在や、こちらの世界で2017年夏にリリースされた神楽の薄い本にまつわるアプリ内エピソードが、あちらの世界においても2017年に起こったであることが確定したことからも窺い知ることができます。
また、この解釈においてツイッターでの彼女たちがリアルタイムにこちらと同期していることに関して矛盾はそれほどありません。僕らの世界が2019年を迎えられない可能性とかサービス終了とかを考えると一応矛盾はなくもないですが……。
こちらからあちらに接続するにあたって時間軸を無視することができるのと同じように、あちらからこちらに接続するにあたっても時間軸を無視することは可能なはずです。あとはどの時間軸に接続するかだけの問題。みやびちゃんが2016年の世界に繋いだのは単に自分たちが交流していたbotが1年後の人間だと知らなかったからか、あるいは何か別の目的があったのか。そして今の彼女たちは僕らがまだ2017年の彼女たちを観測していないという事実を知っているのかいないのか。まだまだわからないことは少なくないですが、これからの交流で少しずつわかっていくのではないでしょうか。
以上が現時点で判明している世界間接続の概要です。要望・質問・批判等ありましたらレッド (@yk800RED) | Twitterにお寄せください。僕に可能な限りの範囲で対応させていただきます。
それでは、またの機会に。
