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【拡張少女系トライナリー】卯月神楽とは何者なのか。(超絶ネタバレ注意!!!)

 こんにちは、レッドです。今日はここ半年ぐらいドハマリしているゲーム「拡張少女系トライナリー」で僕が激推し中の女の子、卯月神楽ちゃんについてネタバレマシマシで考察していきたいと思います。まだ遊んでいない諸氏はこんな記事読んでないで、今すぐにでも「拡張少女系トライナリー」のアプリをインストールするんだ!!!先っちょだけで良いから!!!!!


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というわけで続きから本題でーす。
























というわけでここからガッツリ世界の核心に触れつつ話を進めていきたいと思います。

「現実世界」、「聖女世界」、それぞれの卯月神楽

 ……いきなり造語を持ち出してきてしまって申し訳ないんですが、この作品の世界構造を考えるにあたって世界に対して何らかの名付けは必要になってくるのでまずはそこから始めたいと思います。

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画像はトライナリー・フォーラム様より引用させていただきました

 この場合の「現実世界」とはトライナリーの作品内時空における「逢瀬つばめのフェノメノンの外側」の世界、2031年のいわば「荒廃した世界」のこと。それに対して、「逢瀬つばめのフェノメノンの内側」の世界を便宜上「聖女世界」と名付けることとします。この記事では以下この表記に従って記述を続けていこうと思います。

 さて、卯月神楽ちゃんについて考えるについて避けては通れない道、それは現実世界における彼女の存在です。
 Ep22「トークンリング」の記録映像に出てきたエリカさんとトライナリーメンバーたちの中に逢瀬つばめと卯月神楽はいませんでした。つばめのいないことについては「聖女としてクランを生み出しているため」という明確な理由が推察できますが、卯月神楽についてはどうであるのかわかりません。いないことが不自然なのではなく、あまりにも理由になりうる要因が多すぎるためです。

 それでもある程度の仮説は立てることができます。まず、改めてFreyMENOWと彼女を取り巻く2つの世界についての情報をまとめていきましょう。


・聖女世界は「我々プレイヤーが観測してきた2016年を束ねて均質化し、出力したもの」である。作品の舞台となったいわゆる聖地もそのほとんどが限りなく我々の世界に似せられているのは、あくまで聖女世界が「2016年のコピー」であるから。

・推測の域は出ないが、例えばアーティストやミュージシャンなどの「我々の世界には存在するが現実世界の2031年には存在しえない」ような人々については、おそらく「その人間の役を与えられた人間」が存在している。原則として「我々の知らないもの」は存在しないし、独自の生産・創作活動は基本的にないものと考えている。企業コラボを作品内世界に持ち込むことができるのもその一環ではないだろうか。(反例:スウィーティーメルティー。これについては改めて考える必要がありそう。もしかしたら今日更新の世界樹の迷宮コラボでなにか進展があるかも?)

・情報管理庁や神楽坂トライナリーなど、我々の世界とは違うロケーションはいくつか存在している。これが「原則」から離れる部分で、千羽鶴や逢瀬つばめの無意識によって改変された部分についてはこの限りでないと考える。逆に言えば、基本的に我々の世界のコピーでしかないあの世界において「我々の世界とは違うもの」の存在はかなり特殊な例であり、それが存在するのには何らかの理由がある可能性が非常に高いのではないか? という推論が成り立つ。

・FreyMENOWは間違いなく我々の世界には存在せず、しかしながら現実世界には存在するアーティストである。本来、あの世界にFreyMENOWが存在するのは異常である。(=FreyMENOWが存在してほしいと考えた「誰か」がいたのでは?)

 ・千羽鶴の言及より、少なくとも「現実世界の逢瀬つばめはFreyMENOWの楽曲を聴いている」。つまり、彼女は我々の世界における類似のアーティストをコピーしたものではなく、逢瀬つばめのフェノメノンが生み出した空想の産物でもなく、紛れもなく現実世界においても存在するアーティストであるということになる。


 長くなってしまったので、いったんこの辺りで。
 FreyMENOWがあの世界に存在するのが千羽鶴による意図的な改変なのか、はたまた逢瀬つばめの希望が生み出した偶然の産物なのか、それとも卯月神楽自身が「あの世界ではないどこか」から何かしらの目的を持ってやってきたのか。現時点でそれを知る術はありませんが、とにかく聖女世界に卯月神楽が存在することに何らかの理由があるのは間違いないでしょう。


オタクっ子、 現代っ子、ぴょん子♪

 ここで一旦設定から目を離して卯月神楽のパーソナリティに目を向けてみましょう。彼女の特徴として大きいのは、やはりラノベ・アニメ好きで現代のカルチャーにどっぷりハマっているオタクっ子であるということでしょう。「彼女たちと見る」(以下WG)機能内での発言より、ギャヴィやアーヤも名作アニメに関する知識はあるようですが神楽ほどリアルタイムで追いかけているわけではないようです。

 また、同時に彼女は非常に現代っ子でもあります。大森杏子コラボ(通称・神楽チャンネル先行実装イベント(大嘘))での会話では我々の世界基準での2016年に現存するネットスラングを多用してきますし、世界樹の迷宮といった新作ゲームで遊んでいる様子も伺えます。これはギーク寄りのパソコンオタクともいえるみやびにはない傾向。

 さて、僕が何を言いたいかというと、卯月神楽はあまりにも「2016年のカルチャーに親しみすぎている」のではないか? ということです。もちろん「そういう人間である役割を与えられた」と言われればそれまででしょう。しかし卯月神楽の特殊性より、彼女がつばめのフェノメノンの影響を受けて何らかの役に入ってしまっているとは考えづらい状況になってきました。

 もう一つ。前項で「FreyMENOWは現実世界においても存在するアーティストである」ということについて触れました。そこで考えてみていただきたいのですが、はたして荒廃した2031年の日本において、芸能活動を続けるような余裕のある企業はどれほど存在するでしょうか? 記録映像の荒れ果て具合を見る限りでは、おそらくそんなものは存在しません。
 で、あるならば、こんな仮説が立てることはできないでしょうか。

 卯月神楽=FreyMENOWは2031年の人間ではなく、現実世界における2016年に存在した、いわば過去の人間・アーティストなのではないか? と。


……で?

 実のところ、この説にはその先がありません。これが事実だとしたところで、何もわかんねーっていうのがホントのところですね。ですのでまあ話半分に聞いていただければ。

 というわけで、卯月神楽激推しの僕から言えることはただ一つだけです。

 神楽チャンネル開設はよ!!!!!!!!!!

 ありがとうございました。