【Shadowverse】コントロール好きは土冥府ウィッチでキマリ!【SFL環境】
こんにちは、レッドです。
Shadowverseの最新弾がリリースされましたね。前環境後期はほんとに触ってなかったんで浦島太郎のような気分でプレイしています。前環境の愛機はMaster入りにも多大な貢献をしてくれた疾走ビショップだったのですが、巷ではニュートラルビショップがブイブイ言わせてたらしいですね。
さて、新弾発売前まで時間を戻しましょう。
新弾のカードリストを眺めた雑感は「超越、土、ともに得るものが多いウィッチが本命。ロイヤルとエルフは順当に強化されて、他のクラスはあまりパッとしたカードがなさげ」という感じ。実際にリリース初日はウィッチ・ロイヤル・エルフとのマッチング率が非常に高く、同じように考えていた人が多かった様子。今絶賛大暴れ中であるところの原初のあんちくしょうを見逃していた以外は今のところ概ね間違っていない見立てだったと思っています。
ともあれ新パックはかなり面白いカードが多く、リリース初日から様々なデッキを触っていました。
……まあ見る人が見ればわかる通りそびえ立つクソデッキの山なわけですが。クソデッキを作って試しては負けてるうちに3000あったMPが700くらいまで落ち込みましたからね。
さて、そんなクソデッキたちの中で唯一輝きを放っていたのがコチラのデッキでした。
純正コントロールデッキ、それもフィニッシャーが《冥府への道》!
ぶっちゃけリスト見てもらえば大体の動きは想像していただけるかと思いますが、一応各カード解説を。
くず鉄の練成×3
1コスながら守護持ちフォロワーを出して時間を稼げる優秀な1枚。ロイヤルやドラゴン相手には序盤に、ドラゴンやエルフ相手には終盤に非常に強いです。特に対エルフの場合、この1枚が勝負を分けることさえ頻繁に起こる重要カード。7、8ターン目にこれか《ゴーレムアサルト》のどちらかを持っておきたい。
魔女の大釜×3
特に説明不要のデッキ圧縮カード。序盤に《幻惑の奇術師》を守るためにリソースを使ってしまう場合に多少緩和してくれるのが嬉しいですね。同じ1コス土アミュレットである後述の《星見の望遠鏡》とはズッ友。
星見の望遠鏡×3
ゲーム開始時点で墓地+3しつつデッキ枚数を37枚にしてくれているようなカード。デッキ圧縮性能が高く、特にテンポロスもないので非常に優秀です。《土の魔片》として使うことはあまりありませんが、ロイヤルなどのアグロデッキ相手に《幻惑の奇術師》を複数回使いたいときなどは1ドローを諦めてただの《土の魔片》として使った方が強いこともなくはないです。
新たなる運命×2
《精神統一》と並び、このデッキのキーカードにしてエンジン。墓地肥やし手段としてはもちろんですが、今環境の《新たなる運命》はドローソースとしても強い! というのも、新弾の特徴のひとつに「ドローソースが非常に強力なこと」があげられるからです。手札を減らさない・増やすカードが豊富なため、ハンドが薄いと有効でないという《新たなる運命》の弱点はかなり軽減され、どのクラスでも扱いやすくなりました。《天界への階段》で要らないカードばっかり引いた、なんて時にもこのカードで有効札に変えながら墓地を肥やすことができるので、今流行りの骸タイラントには標準装備になる可能性もあるなと思っています。
このカードの難しい部分は言うまでもなく使い所。基本的には墓地肥やしというよりも終盤不要になったレヴィや幻惑を流したり、盤面に土があるのに使い先がないといった偏りを補うためのカードなので、キーパーツを捨ててしまっては本末転倒です。ゲームを進めながら「このカードとこのカードを使ったら切ろう」みたいな方針を定めておいてタイミング決め打ちになりがちですから、対面のデッキとのマッチアップごとに効果の大きいカードを把握しておくと使いやすいです。
これだけ褒め倒してなんですが、運命ダブりだけは本当にどうしても避けたいので2投。
古き魔術師・レヴィ×3
まあ強いよね? 墓地カウント2になりつつ2面処理してくれるナイスカード。先手でのキープはやや悠長ですが、後手かつ相手がロイヤルかヴァンパイアなら確定キープです。火の玉は貴重な1マナ火力で、このカードで相手の進化後《デュエリスト・モルディカイ》や《原初の竜使い》の体力を《破砕の禁呪》圏内に持ち込むことはかなり多いです。相手がネフティスネクロや原初ドラっぽい場合はこちらが死なない程度に残すことを意識してみるとよいかも。
進化権使い切ったら運命で流してしまいましょう。
序盤を支える2/2フォロワーであり、1コス土を確保してくれるカードであり、手札が減らないアクションでもあり。これといって明確に強い場面があるわけではありませんが特に腐る場面もない便利なカードです。2+1で3コス換算と考えると同じく土を出してくれる《聖法の教師・フロウ》に比べて見劣りしてしまいますが、このカードの真価はテンポ調整能力。2ターン目にこいつを投げておくとこのデッキの穴である4ターン目・5ターン目に1+3や1+2+2で動きやすくなるのが非常に便利です。
2/2/2と標準のスタッツを持っているので出しやすく、クセのない使いやすさが魅力のフォロワー。
幻惑の奇術師×2
対アグロ最終兵器にして対超越最強のカード。超越対面ではうっかり《虹の輝き》を引かれなかったらこのカードが止まらなくてそのまま勝っちゃったりします。
このカードが真価を発揮するのは先述のとおりアグロと相対した時で、1t《くず鉄の練成》→2t《幻惑の奇術師》→3t《聖法の教師・フロウ》というムーブを決めることができれば後手からでも十分にロイヤルの戦線を抑え込むことができます。そのまま《禁忌の研究者》着地までもつれ込ませばほぼゲームセット。
序盤に非常に強いカードではあるものの終盤の活躍の薄さ・土の消費を相手にコントロールされてしまうことのデメリットを鑑みて2枚にしています。強力なカードであることは間違いないので、環境がロイヤルに傾くならば《ドワーフアルケミスト》と枚数を入れ替えてもよさそうです。
ゴーレムアサルト×3
カードパワーが高いわけではないものの色々な場面で小回りの利く便利なスペル。箇条書きで紹介します。
・3/3/3という純粋に優秀なスタッツのフォロワーとして運用
・相手の疾走を受け止める壁
・このスペル+ガーディアンの練成×3+ガーディアン×3で都合7枚分の墓地として冥府達成に貢献
・エンハンスモードで撃って手札を水増しし、《新たなる運命》のドロー枚数を増やす
・盤面が土の印で埋まりそうなときに手札を減らさず、盤面を圧迫することもなく土の印を消費
・2ターン目にやることないときにとりあえず
……とまあこれだけ役割のあるカードです。土の使い先としてはぶっちゃけそれほど強いわけではないんですが、《フォルテ》や《ジェネシスドラゴン》、なんなら《デスタイラント》もガンガン走ってくる環境なので守護の枚数を確保するのはとても大事です。必要なきゃ投げ捨てればいいし、気合いの3投!
炎熱の術式×2
このカードも小回り重視のチョイス。後手2t目ではかなり頼りになるカードですし、先手であっても2コスという軽さのおかげでどこかで使える場面はあるはずです。腐りにくさは優秀さの証。
レヴィの項でも紹介しましたが、《破砕の禁呪》の範囲を広げるために使う可能性があるということを常に念頭に置いておきましょう。急いで除去する必要のない相手に無駄遣いしてると後がしんどかったりします。《聖法の教師・フロウ》や《ゴーレムアサルト》のガーディアン・トークンなど、ライフを守る手段は少なくないデッキなので、使い方は慎重に。
聖法の教師・フロウ×3
最初はグリームニルが入ってた枠なんですが、試しにこっちに変えてみるとこれがまあ強いのなんの。
3/2/3というバニラ並のスタッツにライフ回復と土の展開が同時についてくるんだから弱いはずがありませんでした。どちらの能力も終盤までほとんど腐らず、コストも3なので6と一緒にアクションを取りやすいのが素晴らしいです。
カラボスヴァンプ相手にこいつ2枚で15点ほど稼いで冥府着地までの6ターン近くを持たせたこともあるほど。ドラゴンの大型フォロワーのような爆発的バーストダメージの前にはやや非力ですが、それでも強力なのは間違いないですね。
精神統一×3
このデッキ最強のカード。
もはや説明は不要でしょう。3コス3ドロー!強い!!!!! アグロ以外のほぼすべてのマッチアップにおいて3ターン目に撃ちたいカードNo.1。これを撃てれば、アグロとドラゴン以外はそれだけでまあまあどうにかなる可能性が高いです。直接盤面に与える影響は一切ないものの、その後のプレイの安定感が段違い。《新たなる運命》によるルーティングも加味すれば、以降の脅威にはほぼ確実に回答を合わせることができます。
コントロール土冥府ウィッチを成立させる、いわばデッキの立役者です。
冥府への道×3
相手の盤面に左右されず、機能しだせばほぼ逆転を許さないこのデッキ最高のフィニッシャー。
バハムートで叩き割られた時の予備として、また《新たなる運命》で一枚くらい投げ捨てられる余裕が欲しいので3投。
相手にアミュレット除去がなさそうなら4ターン目以降暇なターンに先に立てておくとその後の動きが相当楽になるので、暇になったら躊躇わず見せていきましょう。バレても対処法がほぼないのがこのカードのいいところでもあります。
達成条件の墓場30枚ですが、経験則では手札7〜8枚の時に《新たなる運命》を1回撃てればあとは意識しなくても事足りる印象。
ドラゴンやビショップ、重めのヴァンパイアなどアミュ割ってくる手段がありそうなデッキに対しては2枚立てせず1枚隠し持っておくのがオススメです。冥府全部なくなったらこのデッキはほぼ勝てないので。
幻影使い×2
4枚目、5枚目の《禁忌の研究者》。基本的には7ターン目に土の印と一緒に使うカードです。
とにかく《禁忌の研究者》がありえん強いのでその枚数を水増しするこのカードが弱いわけはありません。次のターンに消えちゃうけど本家もどうせ返しに消されるので誤差。土1枚の盤面から手札1枚で4/4、2/2、2/2の盤面を作り出すのは圧巻の一言。
最悪5ターン目に2面取りするためにも使えますが、ランプドラゴンなどやガウェインロイヤルなどの「《禁忌の研究者》の枚数で勝負が決まる」タイプの相手には迂闊に使ってしまわないように注意しましょう。
余談ですが、このカードから出したトークンが次のターンの始めまでに破壊された場合、消滅せずに墓場に行きます。《幻惑の奇術師》を蘇らせてラストワードを発動させれば実質リアニメイトだったり、墓場が1枚足りない時に自爆特攻でギリギリ数を合わせたりできるので覚えておくと便利。
禁忌の研究者×3
クレイジー盤面獲得生物。《イスラーフィール》だろうが《バハムート》だろうが《原初の竜使い》だろうが《旅ガエル》だろうが、破壊除去が通用する相手でさえあれば、返しにポンと投げて殺戮しながら2/2トークンを出せる究極生命体です。
生成されたゾンビは当然墓場カウントを増やすために一役買ってくれるので、フィニッシャーである冥府と非常に相性がいいのも好ポイント。むしろ、墓場はもっぱらこのカードで肥やすものと考えていいでしょう。ほとんどすべてのゲームにおいて、《幻影使い》によるリアニメイトを合わせて3〜4回はこのカードを戦場に送り出すことになります。《禁忌の研究者》を制するものは土冥府を制する。
アド損なく対処されることは稀ですが、生み出されるトークンが2/2であるため《原初の竜使い》は天敵です。原初原初マチルダリザードされても泣いてはいけない。
破砕の禁呪×2
スイーパー。基本的に《禁忌》と《破砕》で除去をしていくため潜伏にめちゃ強いのもこのデッキの特徴です。
ネフティスネクロはお客様で、《モルディカイ》に2回《破砕》を当てるとで概ね相手は投了してきます。逆に気軽に使うと《冥府への道》の効かない《モルディカイ》で詰みかねないのでネフティスっぽいなーって思ったら(《ユニコ》、《トワイライトクイーン》、《地獄の解放者》あたりが入ってるとほぼ確定)絶対に《モルディカイ》を見てからこのカードを当てるようにしましょう。リッチとか別に《禁忌》でどうとでもなりますし。
だいたいの場合においてはイーブン〜こちら有利の盤面において相手の戦意を根こそぎにするためのカードですが、ほかにも《ビューティ&ビースト》には実は消滅が通ったり、《破砕》ケアをせず進化してこなかったヌルい《原初の竜使い》使いを薙ぎはらったり、大振りなアクションではあるもののそれに見合うだけの価値があるカード。
マリガンとかも書こうかと思ってたんですが自分自身そんなに詰め切れていないので今回はリストのみで。
シャドウバースにおいてはたぶんコントロールヴァンパイア以来の久々に組めるようになった強力なコントロールデッキなので、そういうのが好きな方は騙されたと思って是非一度使ってみてください。
ほんとこのデッキ強いから……原初ドラ以外には強いから……。